探し物は何ですか、占ってみますか『捜し物屋まやま』 | 咲羅による作品レビュー

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面白い本にあたると次々と

積んでる本に手を出したくなるよね

 

 

そして、今回はコチラ!!

 

『捜し物屋まやま』 木原音瀬

*ネタバレ注意

 

あらすじ

天涯孤独で無職の三井は、放火に遭い家が全焼。途方に暮れていたところ、”捜し物屋”を営む間山和樹に助けられる。和樹は喋れないイケメンの弟・白雄と一緒に、客の失し物を「占い」で探す仕事をしているらしい。彼らの知り合いの弁護士・徳広の力も借りて生活を立て直す三井だったが、偶然、放火犯らしき男を見かけ……。ちょっと不思議で怖くて愉快。四人(と一匹)のドタバタ事件簿!

 

 

色々想定外はあったんだけど

いい方に転がったというか

 

何が言いたいかというと

とりあえず面白かった

ということ

 

あらすじを読んだ想定では

4人で放浪しながら

探し物する話かと

勝手に…

 

確かに弁護士だし

違うよな

しかも全員赤の他人だったし

 

間山は兄弟ですけど

 

 

引きこもりニート

母親が残してくれた遺産

ゴミ屋敷となった家と共に

生活していた

 

しかし

庭に出た込ごみに

火をつけられ

家が全焼する

 

家から持ち出せたのは

眼鏡だけ

 

もろもろ申請しに行こうにも

週末なこともあり

2日間は休みである

 

スマホも財布も燃え

外との関わりもない

寒空のこの時期

 

寝巻のまま裸足で出た

外は寒く

行く当てもない三井

今晩過ごすことも難しい

 

水を欲し公園に行くが

前まであった水飲み場がなくなっていた

途方に暮れたたずんでいると

 

猫を探しているという青年が

声をかけてきた

彼は間山和樹と言い

捜し物屋を営んでいるらしい

 

三井の話を聞き

とりあえず行く場所が決まるまで

事務所兼自宅に泊まっていい

と言ってくれた

 

どうしようもできない三井は

ありがたくその恩を受けることにした

 

4階建てのビルの

最上階に位置する捜し物屋

2階には弁護士事務所があり

 

暇弁護事務所の弁護士

徳広は三井の話を聞き

今後どのように動けばいいのかを

アドバイスする

 

そのままの流れで

一緒に晩御飯を食べる事になった

 

しかし三井が風呂に入ってる間に

返ってきた和樹の弟・白雄

殺されそうになる

 

何とか和解し

4人で牛丼をかこう

話を聞くと白雄は

耳は聞こえるが話せないらしい

 

普段は筆談や

和樹との口パクで会話をしている

 

次の日から和樹と三井は

一緒に猫を探し始める

 

家の前を通った三井が見たのは

消火活動中に見たのと

同じ靴を履いた怪しい男

 

その男が自分の家を

放火したのではないかと疑う

話を聞いた3人は

何とか男を警察に突き出したい

 

証拠が全くない

頭をひねり

ひとつの作戦を考える

 

そして実行の時

捕まった男は

ペラペラと自供し始めた

 

だけど同時に否定をする

意味不明な発言を繰りかえす男に

聞いてる三井たちは戸惑う

 

 

各視点の話がある

短編4編構成

 

探し物は様々だけど

捜し物屋よりも

事件に巻き込まれて

解決屋

 

1話は謎のままに進むが

すぐわかる

この物語の本質が

 

ともかく

2話が一番好きかな

色々含めて

 

本当にあたりはすぐ付けられる

物語だけどなんとなく

分かっていく感覚が楽しいから

全くネタバレしたくない

 

だから感想はこのくらいで

あまりネタバレ関係ないものとして

無駄のない4人

無駄に女子が出てこないのが良い

 

 

エピローグには1匹視点の物語も

 

 

本編コチラ↓