男性と女性は、分かり合えなくて当然なのでは?


自分の夫婦関係破綻から、修復までを体験して
そんなことを感じました。


以前の記事に『男性は女性よりもずっと広くて深い愛情を持っている』ということを書いたのですが
自分のこの一連の体験から、それは本当だなとしみじみ思った。

私は、あまりにも一緒にいて空気感がギスギスしてるので離婚したいとまで思ったけれど
旦那は、そんなこと全然考えてなかった。

思い返せば、私がちゃんと『手伝ってほしい』と頼めば、なんでもやってくれた。

で、思い出したことがあって。
私の生まれ育った家庭は、父親が婿養子に来たからか、母親が強くて毎日のように父に、面と向かって文句を言ったり言葉の揚げ足を取ったりしてた。
父は静かな性格だから、口答えはしなかったけど
ほぼ毎日、母の一方的な文句を浴びせられてた。

仲悪いな〜とずっと思ってたけど、大人になったある日、ちょっと酔ってる父がなぜか財布から
母の昔の写真を出して見せてくれた。
「これずっと財布に入れてるんだよ」と父は嬉しそうな顔をしていた。

私は『仲悪いのに財布に写真ずっと入れてるんか!』ってびっくりした。
そういえば、父は母から文句言われまくってるくせに、母の頼み事は全部きちんと聞いていた。
きっちりとやって、それが苦ではなさそうで、むしろ毎回頼まれることは自分から前もってやってたりする。
それがやっつけ仕事ではないことは、見ていて分かった。

父は、あんなに文句言われながらも母のことが好きなのかもしれない。。。

と、ふと思ったりした。


そして自分にも重なった。
自分は、旦那のちょっとした言葉や反応ひとつで、それをずっと根に持って
イライラして、離れたくなった。
きっとそんなイライラしてばかりの嫁は旦那も嫌だったろうけど、
離れたいと思ったことはないと言った。

男性とは、一度好きになった人から
そう簡単に離れたくならないのかもしれない。。
そう簡単に、嫌いにはならないのかもしれない。
たとえ、嫌なことを言われても、嫌な態度を取られても
それでも、好きになった人への愛情は枯れないのかもしれない。


そしたら、本当に男性の愛情って深くて広くて
女性、というか私は、目の前の出来事ひとつに振り回されて
愛情も湧いたり消えたり。
そんな変動が目まぐるしくあるな。。。と気づいたのだった。
これって、男性の愛情を言葉にするなら
『無条件の愛』ってやつでなのでは?
好きになった相手が、どんな行動をしようと、機嫌悪かろうと自分を悪く言おうと
その時は一瞬苛立ったり落ち込んだりするかもしれないけど
でもその奥にある愛情は不動で、そのことで好きになった相手を根底から拒絶することはないのでは?
どんなことが起きても、心の奥底では相手への愛情が枯れることがないのでは?

だから、昔から『男性は昔の彼女のことを忘れられない』とか言われてるのでは??


さらにもう一つ、男性の生まれ持った性質にも気付いた。
これはまた次回にでも。