このブログに訪れてくれてありがとうございます
\3月21日は世界ダウン症の日/
これは国連が決めた啓発デーで、
ダウン症のある人々の尊厳、権利、福祉に
対する理解を深めることを目的にしています。
赤ちゃんや青年のダウン症のある人を称える
「生まれてきてくれてありがとう」キャンペーンが
中心になっていますが、
ウチの場合は『生き抜いてくれてありがとう』
キャンペーンです😊😊😊
わたしの兄「ター君」は、4月に62歳になります!
ター君のことで気になるのは
やっぱり『高齢化』
日本では、ダウン症のある人の高齢化ついては
文献や事例がなかなか見つかりません。
かわいい我が子の成長を期待する
若い親御さんにとっては中年期から老齢期の
お話は聞きたくないし観たくないのが正直な
お気持ちだと思うので、いままでは控えめに
啓発してきましたが、ダウン症のある方の
寿命が急激に延びていることを考えると、
そろそろター君世代向けにダウン症の高齢者
に関する啓発も必要なんじゃないかなって
思っています。
知れば知るほど安心しますからね。
ター君は60歳を超えてから
・ハンバーグ好きから刺身が好きに変わり
・少食になってファミレスで完食できなくなり
・食事の際に咳が多くなり刻み食に変わり
・相手の名前を思い出せなかったり
・悪夢と現が交錯して怯えたり
・人格も荒くなって頑固炸裂になってきました
いろいろな老齢の兆候が見えているけれど、
それはダウン症だからそうなるというのではなくて
誰もが通る老化の道を〈小走り〉しているから
なんだなと思っています。
今までできていたことができなくなくることへの
恥ずかしさ、悔しさ、恐怖、不安などの複雑な気持ち
になる一方、リハビリで再びできる様になることで
嬉しさ、達成感、安心感などの前向きな気持ちを
得ることができます。
ここ数年のター君の様子を見ていると
作業療法士や言語聴覚士による訪問リハビリを
受けることは、心身にものすごく良い影響を
及ぼすことが分かってきました。
足の筋力も戻ってきました。
毎週2回、
作業療法士による心身のリハビリと言語聴覚士に
よる喉周りの筋肉強化や呼吸器系ケアを受けています
定期的に歯科と耳鼻咽喉科、内科にも通っています。
口腔と耳の構造が特殊なので中耳炎になりやすく、
放置していると高齢になればなるほど
他の臓器への健康に影響を及ぼすそうです。
訪問看護にかかる料金は障害年金で十分に賄えますが
親が若いうちに共済に入っておくと親亡き後に定期的
に振り込まれる月額の共済金でも十分に訪問看護費用
は賄えます。
ヘルパーさんは2時間毎にトイレを促してくださって
トイレ介助もテキパキとこなしてくれています。
兄は妹に介助されるよりも男同士のヘルパーさんの
方が安心できるようです。
※右は夫(兄にとっては義理の弟)です
お金をどう残すかということも
確かに大切なのですが、
実際に親亡き後に必要なのは、
そのお金をどう有効に使うかということです。
ずっと元気な親もいますが、親にも介護が必要になる
ケースもあるので、知的障害のある子が最期まで元気
に健康を保てる様にこうした訪問リハビリを受けながら生活できる準備を整えておくことは必要だと思います。
そして人間が高齢になると
どうなるかをわたし達がよく理解して、
先入観で物事を判断せずに、認知症や加齢になると
何が起きるのかという知識をつけることも大切です。
きょうだいがダウン症のある兄弟姉妹のケアを
することを恐れずに、こうした専門家の力を借りて
いくことで優しい距離を取ることも可能です。
兄の身体ケアはヘルパーさんや専門家に任せて、
わたしは自分の仕事や生活を保ちながら、
ター君の老いの経過観察と専門家との協働の様子を
皆さんにお伝えすることが
わたしなりの『ダウン症の啓発キャンペーン』です。