これからはヒルドイドが10割負担になることをたった今知りました。
(ヒルドイドというのは皮膚の保湿薬で処方薬として処方してもらえるやつです。)
で、それがこれからは3割負担ではなく10割負担に変わると。
元々この薬はちゃんとした処方薬で、重度のニキビ(炎症が酷くて痛みや痒みも強いような美容どころじゃないもの)や、アレルギー性皮膚炎、アトピーといった病気の診断を受けた人が処方されるものなんです。
ですが、それを美容目的で医療が不必要なはずの人が保険を利用して不当に安く購入していることが問題になっていたとかで…。
ネットでも「保湿効果が高い」とか「アンチエイジングに効果的」なんて言われていたりもしたらしいです。
つまり、『保険制度を乱用して不正に薬を入手していた人が多かったせいで医療費の逼迫の対応として保険適用外にせざるを得なくなった』ということですね。
はっきり言って大迷惑です。
私はヒルドイドを処方してもらったこともありますけど、美容目的での使用なんて考えたことすらありませんでしたよ。
それくらい酷い症状がある人の為の薬すら保険適用から外されるなんてどう考えてもあってはならないことです。
私は「いつ病院に行けるかも分からないから」「どれくらい使用すれば症状が軽くなるのかが分からない状態だったから」といった理由で少し多めに処方して貰った分が残せてありますけど、人によってはそのストックもないですよね。
対象外になるのは10月からとのことですけど、もう『どれだけストックを作っておけるかの勝負』みたいな状態になりますよね、確実に。
争奪戦状態になって薬局でも品薄状態が続くんじゃないですか?
本当に必要としている人が困らない保証ってあります?
これ実は、厳密には「ジェネリックが駄目で先発薬じゃなきゃ駄目な人は3割負担のままにします!」ってことらしいですけど、それも確実で明確な基準なんてないですよね。
薬局によっては無理矢理にでもジェネリックを出そうとしてくるなんて話もある中で本当に先発薬を選べるんですか?
というか、ヒルドイドのジェネリックなんて聞いたことないですけど。
十分にジェネリックが普及している薬としてヒルドイドも選ばれたはずなのに全然話が違うんですよね。
私自身が皮膚系の薬に疎いだけではなく、少なくとも私が利用している薬局にも知られていないはずです。
あの薬局は絶対ではなくともできる限りジェネリックを勧めるようにしていて必ず最初に「ジェネリックに変更しても大丈夫ですか」の確認がありますから。
「こちらは先発薬の方です」と言われている人も見た(というか聞こえてきた)こともあるくらいですから。
ちなみにこれは結構重要なことなのですが…そもそもヒルドイドってそんなに効かないですよ。最小限の保湿成分しか入っていないものですし。
体質にもよるのでしょうが、私には効果がないようでした。
もしかしたらほんの少しくらいは症状を抑えていたかもしれないとはいえ、実感できる効果は0です。
美容目的で保湿したい奴なんか適当な化粧水とワセリンでも買っとけ!!
対象外になる薬は他にもかなりあるようなので今のうちに調べておくとします…。
何が基本的人権ですか……