その日に初めて出会った男性と
30分後にはベッドの上で交渉をもっていました。
まだ明るい昼間の時間帯に
約2時間にもわたり、それはまさに
くんづほぐれつ
の様相です。
最初に声をかけてきたのは彼のほうからです。
わたしがウィンドウショッピングを楽しんでいると、
いつの間にか
彼が目の前に立っていました。
身なりはきちんとしていて
愛想も良く
話し方は、そのへんによくいる感じの
ちょっと調子のいいタイプです。
そんな彼ですが、筋肉質のたくましい上半身をしていて
ベッドの上で間近に見ると
まるで野生動物のような荒々しささえ感じます。
その日のわたしは、どうかしていたのだと思います。
普段なら
あんなに熱く燃えあがるようなことなど
ないのに。。。
まさしくこれから オス 対 メス の決闘が始まるかのような
熱い緊張感が漂います。
彼の発するムンムンとした勢いのようなものに誘われて
わたしは世間体など忘れて
欲望のおもむくままに大きな声をだして
ことに臨みました。
それは肉弾戦と言っても過言ではなかったと思います。
はじめはベッドの前で立ったままの体位で
お互いに見つめあうようにして
相手のことを探りつつ進行していきました。
しばらくして、その体勢がつらくなってきたため、
こんどは
わたしから彼のことをベッドの上に誘い座らせました。
そして 約2時間。。。
わたしも彼も疲労感が頂点に達してきたころ
彼の態度が少し弱気になってきたのがわかり、
同時に
オバサンのドロドロとした欲望が
年下の男を征服した瞬間でもありました。
彼は、わたしの執拗な交渉に白旗をあげて
まるで子猫のような態度になって
とうとう
わたしの要求を受け入れたのです。
最初、
彼は10%が限界と言っていましたが
その後、
20%まで行き
最後は、
わたしの要求通りの値段で、
その売場で一番人気の
その素敵なベッドを
40%まで値引きすることに応じてくれました。
値引き交渉って、してみるものですね。
但し、
わたしは、あくまでも
ウィンドウショッピング
の、つもりだったので、
最終的に
買うか
買わないか
は、まだ決めていません。
この売場担当の彼にとっては
わたしは
ベッドの上に居座る
魔女
だったかも知れませんね。