町内会長さんの代理で
ある廃墟になりかけている空家の解体調査の
立ち会いに行ってきました。
わたしの役割は、
委託先の解体業者さんと現地に同行し
外部、内部の状況把握と調査確認書への
代理署名です。
この廃墟、経緯が複雑というか、
要するに持主不明の幽霊物件なのです。
ここの地権者だったはずの人は、20年ほど前に他界し、
その後しばらくは親族が管理していたらしいのですが、
その親族の消息も不明となってしまい、
無骨で古ぼけた鉄筋の建物だけが、
この場所に残されたままになって年月だけが経過して
しまったようです。
最近、町内会が所轄の役所に問い合わせてみたところ、
地権者だったはずの人と
土地の登記簿に記載されている人が違っていることが
判明し、事態は複雑化してしまったのです。
町内会としては、
土地が誰の所有物なのかということよりも、
老朽化して危険なこの建物を
このまま放置しておくわけにもいかなくなり、
応急的に解体費用の肩代わりをして
危険性のある建物だけは取り除いておこうとなったのです。
建物の周辺は休耕地と雑木林に囲まれていて
とても殺風景で寂しい感じの場所です。
わたしは解体業者の男性と、その場所に向いました。
ずんぐりとして赤黒く日焼けした男性の運転する
軽ワゴン車に20分ほど揺られ、現地に到着すると
まず建物の外見調査確認から始まりました。
外側の状況を一通り見終わり、
こんどは内見調査確認のために建物の内部に入ります。
中は思ったほど荒れているようすもなく、
1階は、事務所 兼 倉庫として使用されていた感じでした。
2階は住居として使用されていたらしく、
家具や食器の一部がそのまま残されていて
カーテンなどは日に焼けてしまってはいるものの
ほころびもなく、
妙に生々しい生活感が残っている状況です。
わたしが男性の後について室内を巡っていると、
奥の部屋へ続く襖があり
男性がそこをスーっと開けたところ、
畳敷きの六畳間が現れました。
そして、目に飛び込んできたのは、
一枚の古ぼけた布団が敷かれ
その上に枕が二つ
無造作に置いてある光景でした。
こんな廃墟になりかけた空家の中で、
屈強でいかにも絶倫そうな男性と二人きりなのに
目の前には敷かれた布団に枕が二つです、、、
わたしは緊張気味になり、
つい妄想してしまいました。
わたしが男性のほうを見ると、
彼は脂ぎってギトギトした眼差しでこちらを見ています。
彼は肩で大きく息をしながら
わたしを強引に抱き寄せ、無理やり接吻してきました。
わたしが必死にもがいても、抵抗するには限界があります。
唇を舐められ、舌を吸われ、立ったままの姿勢で
あご、首筋、胸元など あちらこちらを激しく愛撫され、
彼の荒々しい鼻息を耳たぶに感じたときには
わたしは ほとんど脱力した状態になっていました。
彼は、わたしが彼の腕の中に堕ちていくのを悟ったように
目の前に敷いてある布団と自分の体の間に
わたしをはさむように上から倒れこみ、
右手で乳房を鷲掴みにし
左手をスカートの中に入れてきました。
わたしが目を固く閉じていると、
奥さん、あっちの部屋も見に行こう
と、彼の低い声が聞こえて妄想から覚めました。