こんばんは。
このブログは、普段は
iPadを使って書いています。
我が家では、iPadでもiPhoneでも
AndroidでもWindowsでもLinuxでもMacintoshでも
アメブロを書くことができます。
その気になればRaspberry Piでも書けます。
ブログに写真を載せる時
スマホ以外でブログを書くには
先ほどの記事でも取り上げた
SendAnywhereを使って写真を送信して
各々で縮小しなければなりません。
なので、iPadで書こうがWindowsで書こうが
Linuxで書こうがMacintoshで書こうが
そんなにかかる手間は変わりません。
我が家では Raspberry Piを
ファイル共有サーバーとして使っています。
ラズパイがそんな数百ギガバイトのストレージなんか
持っている訳がなく
その正体は、ラズパイに取り付けた
750GBと640GBの外付けハードディスクです。
Windowsに外付けドライブをつけると
エクスプローラーから「D:」のように
新しいドライブとして見ることができます。
コンピューターの世界では
この「D:」のことを「マウントポイント」と言います。
Windowsではシステムの起動に使う
1番目のドライブをC:に
それから適宜光学ドライブや外付けドライブ、
USBメモリなどに
D:、E:・・・とマウントポイントを設定します。
これ、なぜC:から始まっているかご存知ですか?
それは、音楽でCが「ド」だから
ではありません!
まだフロッピーディスクが活躍していた時代
Windows、さらにはその前身であるMSーDOSが動いていた
パーソナルコンピューターには
2台のフロッピーディスクドライブをつけるのが慣例でした。
なので、フロッピーディスクドライブが
A:とB:にマウントされ
ハードディスクはC:にマウントされました。
フロッピーディスクドライブなんか使わない現代でも
整合性の観点からかC:から始まります。
もっともそうしていたのは主に欧米で使われていた
IBM PCとその互換機でした。
日本では日本電気株式会社(NEC)が生産した
PC−9800シリーズがパソコンの台頭で
PC98ではマウントの順序が流動的で
システムを起動したドライブが常にA:になっていました。
MSーDOSをフロッピーから立ち上げたら
フロッピーディスクドライブがA:に
ハードディスクから立ち上げたら
ハードディスクがA:になっていました。
これはNECにより独自にカスタマイズされた仕様です。
一方、UNIXをベースとしたMacOSや
UNIXそっくりに作られたLinuxではどうなっているかと言うと
これらのOSでは「/」と言うノードを根っこにして
それから枝葉のようにマウントしていきます。
最近のLinuxではUSBメモリと外付けドライブは
/dev/sda2、/dev/sdb2、・・・に
マウントポイントが作られるようです。
ただ、これらはシステムで予約されていて
普段読み書きできない場所なので
/media/username/volume
に再びマウントされます。
つまりLinuxやMacOSでは
/から始まるディレクトリ階層で全て管理されます。
ラズパイに取り付けた外付けハードディスクも
最初は/media/pi/ボリューム
にマウントされます。
しかしホームディレクトリが/home/pi/であり
外付けドライブの内容はこのディレクトリの配下の方が
扱いやすいので
/home/pi/drive_E
に再マウントします。
Windows10でも実はドライブレター以外に
任意のフォルダーをマウントポイントにすることができます。
さて、ラズパイで管理している資源に
アクセスしたいぞ、となった時は
Windowsならエクスプローラのアドレス欄に
「\\192.168.xxx.yyy\」と打って
表示されたフォルダーを右クリックして
「ネットワークドライブの接続」とやれば
まるでそのコンピューターの資源の一部のように
扱うことができますが
Linuxでもそれが可能です。
ラズパイのユーザー名がpiだったとして
sudo mount -t cifs //192.168.xxx.yyy/drive_E/ /home/username/E/ -o username=pi,uid=username,dir_mode=0755,file_mode=0755
とすれば・・・エラーだと?!
何とVAIO Pに入れたLinuxにはSMBクライアントも
入っていませんでした。
sudo apt install smbclient
sudo apt install cifs-utils
とインストールし、上記の長いコマンドを入れると
Linux上で/home/username/E/の内容が
ラズパイで管理しているファイルの内容になります。
長いのでシェルスクリプトにすると便利です。
シェルスクリプトをキックすると
パスワードの入力が求められます。
/home/username/E/と言うディレクトリは
あらかじめ作っておいてください。