ツイッターでもつぶやきましたが、アニメ・メイドインアビスがかなり面白かったので感想を残さないと、と思い立ち記事を書きました。

実は第1話を観ていたんです(誰得のカミングアウト)。絵が綺麗で丁寧に作られた作品だと思っていたのにもかかわらず、2話以降観ていませんでした(激しく後悔)。

「少年少女がロボに出会い、心を通わせるほのぼのストーリー」なんだと勝手に思い込み、観ていなかったんですね。過去に自分に説教したい切実に。(いえ、ほのぼのは嫌いではないですが、何故か観てなかったんですねぇ)

 

そして何故ふたたび観始めたかというと、ツイッターのタイムラインがきっかけです。見かけたコメントにはネタバレ要素は全くなく「見てくれ」というシンプルなものでした。

時期的に物語の後半…。ほのぼのストーリーではないのか? など考えが巡り頭から離れませんでした。

 

■視聴し続けようと思ったきっかけ① オープニング

さっそく2話を視聴しそこで初めてオープニングのムービーを観て衝撃を受けました。作り込みがハンパなく引き込まれました。

強い風が吹き付けるような勢いある曲の始まり。羅針盤が説得力あるように描かれ、目が釘付けになりました。

そして深海のような場所に沈んでいくレグ、リコ…。

スタッフの方の名前の後ろにオリジナルの文字。背景もとても綺麗。リコが崖を降りるところで足をタタッとする動きの細かさ。うまく言えないですが作品に対するこだわりを感じました。

このオープニング何度も繰り返し観てました。

 

■視聴し続けようと思ったきっかけ② ストーリー・設定

山の頂上や塔のてっぺん、空など…上を目指すストーリーは多々あるのですが、下を目指す発想が面白いと思いました。

しかも一定の距離下降をすると二度と地上に戻ってこられないという設定。そんな場所に少女リコとロボ少年のレグのふたりは向かっていく。

物語はどんな結末を迎えるのか? 予想ができなく興味をひかれました。

 

序盤で印象に残っているのは、ふたりが冒険を進めていき大きな鳥のモンスターが出てくるとこです。その怪鳥が探窟家を捕食しているシーン。

自然の美しさと厳しさの両面が描かれていて、ファンタジーな世界だけどリアリティがあり引き込まれました。

 

■視聴し続けようと思ったきっかけ③ レグの価値観

特に根拠はありませんが、ロボであるレグは元々は人間であったのかな? と思います。

気を失ったいたレグの目を覚ますため、リコが電流を流すのですがそのことが原因でレグはこれまでの記憶を失ってしまいます。とは言え、目覚めた彼は言葉も話せるし考えることもできる。むしろ冷静に物事を判別できる。

人を捕食したかもしれない獣をリコとレグが食べるエピソードがあり。彼はそんな動物を食べるのはどうかとリコに意見します。でもアビスの街(オース)で育ったリコはそれが当然のように言うわけです。

レグは記憶がない(ほぼ価値観がない)のにもかかわらず、その行為に戸惑うのが気になりました。

すごく深読みなのですが、レグは(元は人間だとして)ロボになる前の価値観が根付いているのかな…と。それにどちらかというと視聴者の感情に近い。アビスでいう古代文明は今自分たちが暮らしているような社会だったのかな? と、ふと思います。

なのでレグの正体を考えると、ストーリーにどう絡んでいくのかすごく興味をひかれます。

 

(とは言っても偶然レグの価値観が現代人の価値観と似通ったかもしれません)

 

 

観続けていき心揺さぶられ、心えぐられましたが観て良かったと心から思える作品です。