自分はこの作品の予備知識はCMやテレビやネットの評判でした。

すごい人気っていうのは伝わってきてて、これは観ないといけないだろうって気持ちになって。で、観に行って良かったです!

 

■観に行く前に思ってたこと

男の子と女の子の心が入れ替わって、徐々にひかれ合っていくんだろうなーというのが最初に思ってたことです。そのとき疑問だったのは、(入れ替わるのに)なんで相手の名前が分からないんだろうっていうこと。

あと国内で入れ替わっているなら簡単に会いに行けると思うんですね。それでどうやって感動的なストーリーが描けるんだろうと気になってました。

ふたりが生きている時間 (時代)がずれてる? でもたしかスマホふたり持ってるし、たぶん同じ時代…じゃあ実は並行世界で会いに行こうとしても会えないのかな? みたいなこと想像してました。

 

■実際に観終わって

序盤から瀧と三葉の心が入れ替わる現象が唐突に起こります。物語が平行に描かれ何が起こっているかわからない状態…。

もちろんふたりも状況が飲み込めなくて、客観的に見ている自分さえも同じ感覚になりました。感情移入してふたりと同じような気分になりました。

他人の家族の前でその人を演じないといけない…、ていうかどうすればいいのってパニックになるw 

瀧と三葉はお互い意識がもとに戻るときに、入れ替わってたときの記憶はおぼろげになってしまいます。どんな夢でも起きるとだんだん忘れていくような感じで。

それでお互いスマホにその日の出来事を記録してったり、ルールを決めるんですね。「方言禁止!」とか「お風呂禁止!」とかw

そんな感じが運命共同体みたいなノリで面白かったw

個人的に中身が三葉の瀧が乙女っぽくて笑えたw 勝手に奥寺さんとの仲を進展させるのとか、デコメもw

奥寺さんの破られたスカートを瀧が縫うシーンを観て「女子力高いな」って思ったんですけど。ほぼ同じタイミングで奥寺さんも同じようなこと言ってハモったw

そんな何気ないけど楽しい時間が続いていくんだなって思ってた矢先。あることが原因でふたりの入れ替わりが突然なくなってしまいます。

ふたりが共有していた時間が急になくなり、すごくもどかしい!

三葉側のストーリーが描かれなくなり、どうなってしまったか気になって仕方がなくなるんですね。

瀧たちが探索するシーン、はやく三葉と出会ってくれー!とそわそわして観てました。

そして会えない理由がわかったとき愕然としました。それはどうしよもない事実で。くつがえしようがなくて。

その後瀧の努力によって奇跡が起こり、ふたりは山頂で再会するんですけど、そのシーンがとても綺麗で感動的で心に残ってます。

 

自分は「過去を変えて歴史や個人や人々の運命を変える展開」に対して、否定的な意見を持っています。

でももし自分が瀧と同じ立場なら?と考えたとき、たしかに同じ行動を取るだろうなと思いました。大切なひとのためなら何も考えず、ただ行動するよなって純粋に感じました。

瀧と三葉のがんばりがあって、三葉や街のひとたちが助かって素直にうれしかった。

その後の展開は瀧と三葉が出会うんだろうなって予感めいたものがあって、でもすれ違ってもどかしいw 早く出会え~とw

 

関係ないですが個人的に複数の電車と線路が、ひとの人生とか時間軸とかを表しているようで興味深かったです。ふたりはそれを乗り越え出会うっていうのが「君の名は。」のストーリーを再現しているかのようでした。

あと好きなシーンは三葉の妹が、三葉を起こしに来るところですw すごい日常ぽくて何度も笑えるw

冷や冷やしたシーンは中身が瀧の三葉を、三葉の父が「お前、三葉じゃないな」と言ったとき。ど、どうなるんだって息をのんだ。

背景も実在する店舗などが出てきて、ドラマのようなつくりで印象的でした。

 

君の名は。はキャラクターや物語に入り込めて、体感できるようなつくりになっていて楽しめました。もう一回は観たいと思っていて、そのときはまた違う発見があるかもしれないので気づくことがあればブログに書くかツイートしたいと思ってます。

 

 

「いいね!」ありがとうございます。