結婚した理由【プロフィールストーリー⑪】 のつづき。

 

めでたく、念願の結婚をした

わたくしです。

 

ところが、わたしの両親が

心配していた予告どおり、

 

嫁ぎ先とのギャップに

天地がひっくり返る・・・ような気分を

味わうことになります。

 

 

わたしの家はサラリーマン。

嫁ぎ先は職人さんの自営業。

 

わたしは、核家族。

嫁ぎ先は、田舎の本家の長男。

 

 

わたしは、新興住宅地育ち。

嫁ぎ先は、代々そこに住み続けている地域。

 

 

わたしは、小さな家がすべて。

嫁ぎ先には、畑と田んぼがある・・・

 

 

わたしは、専業主婦にあこがれていました。

夫も、わたしには、そう家の仕事をしてくれとは

言っていなかった。

 

 

 

うちの母は、半分 専業主婦でしたから

結婚って 自分の育った家を

イメージしますね。

※だから昔は目利きの世話人が

 釣り合いの良い相手をみつけたのです。

 

 

でも、結婚って

何十年も違う環境に育ったものどうしが

いきなり、一緒に住むんですよ。

 

 

赤の他人といきなり、家族になって

おまけに、

 

そこに

知らないオジサマ、オバサマに

お父さん、お母さんって

言うわけです。

 

 

 

 

そんなうちに嫁いで、

最初のうちは、家業の手伝いを

まったく、やっていませんでした。

(※140年続く畳製造業)

 

それと、わたし畳製造するって

土台ムリ。

※超不器用で母からミシンかけを止められるくらい。

 

 

少し、事務の手伝いをするくらい。

 

 

 


 

でも、なんで家業のあるうちに

嫁いだのに、手伝っていなかったか?

 

それは、

ですね。

 

嫁ぎ先が、というか義父が

あまりに 封建的で、

カルチャーショックだったのが

大きな理由ですね。

 

 

昭和一桁の根っからの

職人さんです。

 

世界は自分を中心に

まわっている~。

な感じの義父です。

 

 

食事も一緒に

父の仕事の終わりを見計らって

準備します。

 

親戚の法事などは、

わたしは、仲居さんみたいになって

ご飯は最後とか。

 

 

 

資金繰りがうまくいかなかったら、

(※新しくお店作ったとたん、会計をまかされた)

通帳預かってる私たちのせい

になるのですね。

 

借金ができたから、

違うし、父のお給料も減らさないと

やっていけないけど、

会話不成立。

 

 

なぜ?

理屈が通じない世界がある( ̄□ ̄;)!!

 

 

生きてきて、一番理解できなかったのが

義父という・・・。

 

 

 

なんか、結婚するとき

そんなことまで、考えなかったんですね。

 

あたし。

 

(※ あとで、夫からも「アンタ、何も考えんで

 結婚したみたいだね」などと言われ・・・叫び

 

親が結婚に反対したのも

そういう価値観の差。

 

育った環境の差を思ってのことでした。

 

 

義父のことについての

やり取りは、まあ

爆笑ネタというか、

凍りつくネタがたくさんです。

 

結婚したら、パートナーとの

関係に色々、悩みも出てきますが、

 

わたしの場合、それもありますが、

嫁ぎ先(ほぼ、義父との関係)で

悩むのが90%以上とう・・・

 

 

 

夫婦関係くらいで悩むのは

とっても楽チンなことというか、

贅沢のことのようにしか思えないくらい・・・

 

アリ地獄のような・・・抜け出せない悩み。

感情がグルグルするだけ~。

 

 

 

最後は、笑うしかないっていうか。

 

 

たとえば 

私・・・「ねえ、あなたのお父さんは

あなたより、お金の方が大切なんじゃないの 」

 

夫・・・「そんなの決まってるさ。当たり前。 」

私・・・(+_+)

 

愛がない!?

 

 

なんでって、義父の育った時代。

環境(産みの母親が早くなくなっている)とか

が影響してたり。

 

イヤ、そんな人たくさんいるわ。

義父の性格だわ。ガーン

 

 

田舎には、そういう

価値観が いまだにあるところもあるのです。

 

男女平等がありえない。

 

私は、男女平等を教育していた立場に

教員時代はおりましたので。

 

 

それこそ、

セカイのオワリを感じましたわ。

 

 

 

そんな義父の思い通りの嫁には

なりたくなかった・・・という

気持ちがあったのですね。

 

それは、

自分がムリし頑張る事が当たり前になったら、

なんかお勤めしてたときと、

同じになる・・・。

そうなりたくはない・・・。

 

 

期待されない嫁でいこう。

って。

妙な決心がありました。

 

 

 

 

そんなところから

私の畳屋の女房の序章は始まったワケです。

 

つづく