前回、外観モデル作るのに、【SketchUp】っていうソフトがあるよー
という記事を掲載しました。
今回は、実際に私の家のモデルを作った時の手順を紹介します。
やってみたいけど、どこから手をつけたらいいかわからないという方。
ぜひ参考にしてみてください。
慣れてる人や、
もっと効率良く進められるひとは、
ふーん、素人はこんな風にやるんだー。
って思って読んでください。
【完成品】
[モデルとなった建物]
・現在建築中の我が家
・ミサワホーム
・平屋(1.5階)建て
・屋根形状 切妻
・延べ床 約110㎡
※ほぼ完成品の平面立面図をもらっているので、それをもとに作成しています。
【作成の流れ】
(前編)
①平面図外周部を描いてみる
②基礎を作る
③外壁を作る
(後編)
④屋根を作る
⑤窓を作る
⑥色とか模様とかつけてみる。
⑦外構や小物に凝り始める
【手順詳細】
《準備》
新規作成画面の表示までは、前回記事を参照してください。
《①平面図外周部を描いてみる》
(1)『線』の機能で図面の寸法(※)どおり外周を描きます。
※壁の芯の寸法です。
操作1 線(鉛筆マーク)を選択
操作2 始点(原点)を選択
操作3 マウスを動かして、方向を緑か赤の軸方向に合わせ、マウスからそっと手を放す
操作4 キーボードで長さ(mm)を打ち込みEnter
操作5 操作3、操作4を繰り返す
一周するとこんな感じに…
☆ちょっと、ひと工夫(応用)☆
尺モジュール(1スパンが910mm)の場合、計算が面倒なので、ちょっと大きめに、メートルモジュール(1スパンを1000mm)で作成してしまい、後で0.91倍に縮小する、という方法があります。
※縮小の方法
操作1 尺度を選択(下から4番目、移動をクリックして切り替える)
操作2 図形をクリックすると角と辺上にキューブが出てくるので、角のキューブをクリック
操作3 キーボードで0.91と入力しEnter
(2)図形のグループ化
操作1 『選択』(矢印のアイコン)に切り替え、図形をダブルクリック
操作2 右クリックして『グループを作成』を選択
(3)タグの設定
操作1 図形をクリック
操作2 右側のメニューより、SketchUpの互換性(短冊のようなマーク)を選択
操作3 タグを作成(+マーク)をクリック
操作4 タグの名前を付けてOK
操作5 右側メニュー一番上のエンティティ情報(立方体に虫眼鏡のマーク)を選択
操作6 現在のタグをクリックして平面図に変更
※これが表示されていない場合は、再度作成した図形をクリックしなおすと表示されます。
《②基礎を作る》
(1)基礎の外周を描く
操作1 『線』モード(鉛筆アイコン)で先ほど作った図形の角を順番にクリックして一周します。
操作2 SketchUpの互換性を選択し、平面図のタグの左側の目のアイコンをクリックして黒目を消す
操作3 左メニュー「プッシュ/プル」をクリックして、オフセットに切り替えます。
操作4 図形の中心から外に向かってドラッグ&ドロップ、50と入力してEnter
※基礎の厚さ10cmとして壁の芯から50mm肉付けしています。
操作5 左メニューより『選択』に切り替えて内側の図形をダブルクリック、deleteキーで削除
(2)プッシュ/プルで立体にする
操作1 左メニューより『プッシュ/プル』を選択する。
※オフセットから変更する。
操作2 図形を上に引っ張り上げる。
操作3 キーボードで基礎の高さを記入(うちは544mmでした)
(3)グループ化とタグ設定
操作1 トリプルクリックしてから、右クリックしてグループ化。
操作2 新しいタグ『基礎』を作る。
操作3 図形を選択してエンティティ情報から、タグを『基礎』にする。
《③外壁を作る》
(1)平面図を描く
操作1 SketchUpの互換性を選択し、基礎のタグを非表示にし、平面図を表示に変更する。
(目のアイコンをクリックして切り替えできます。)
操作2 『線』(鉛筆アイコン)を選択し、基礎の時と同様に、平面図の角を順番に一周クリックします。
操作3 平面図のタグを非表示にします。
操作4 左メニューからオフセットを選択(プッシュ/プルから切り替え)
操作5 内側から外側にドラッグして、キーボードで70と入力してEnter
操作6 『選択』(矢印のアイコン)に切り替えて、内側の図形をダブルクリック、deleteキーで削除
(2)大きめに立体をつくる
操作1 左メニューから『移動』に切り替え
操作2 図形をクリックして、マウスを上方向に動かす。青い軸上と表示されたら、基礎の高さをキーボードで入力してEnter
操作3 『プッシュ/プル』に切り替え、上方向に引っ張る。
※高さは建物の高さより長めにしておく。
操作4 『オービット』で切妻の横になる壁(への字に見える方)を正面にする。
(3)屋根形状に合わせて壁を削る
操作1 『メジャー』で軒の高さに印をつける。外壁の下端をクリックして、方向を合わせたら数値を入力してEnter。
(参考) だいたい、軒の一番低くなるところが部屋の天井の高さ+30cmくらいでした。
(1階建て部分 2.4+0.3=2.7 m 1.5階建て部分:蔵1.4+床0.2+1.5階2.4m+0.3=4.3 m)
操作2 屋根勾配に合わせて線を引く。
①屋根勾配1/3なのでメジャーで横に300、上に100として印をつける。
②軒のガイドポイントと①のポイントを『線』でつなぎ、さらに延長エッジの方向に外壁の端まで線を延ばす。
操作3 プッシュ/プルで△の部分を押し込む
※壁がへこむ場合は余計な線を削除。
※壁が広くなる場合は、斜線を延長。
操作4 反対側の斜面や、屋根高さが違う部分についても同様の操作をする。
(4)グループ化&タグ設定
操作1 選択でトリプルクリックしてグループ化。
操作2 新規タグ『外壁』を追加して、設定。
とりあえず、長くなってきたのでいったん切ります。
詳しく作ってたら、仕事みたいになってきてつらい…
続きは後編で。
このあたりから複雑になってきますが、基本操作は一通りやったので、その組み合わせです。
ところどころ説明を省略しているので、わかりにくいところがあったらコメントでご指摘お願いします