「ぷぅぷぅ」

いつも我が家のリビングで小さく響いてる音。

奥さんとアイコンタクトをして、音の鳴る方を見てクスッと笑ったりしてました。

そんな「ぷぅぷぅ」が突然聞こえなくなりました。

耳をすましても聞こえない。

両手を耳にあてても聞こえない。

「ぷぅぷぅ」っていつもの寝息を聞かせて。

お願い、うにこ。

気持ちを落ち着かせて書き始めたはずなのに、キーボードが見えない。。。

 

2011年3月に我が家にやってきたうにこ。

奥さん待望のネザーランドドワーフでした。

バレンタインデー生まれの男の子。

すばしっこくて、頭が良くて・・・。

今思い返しても、本当に手のかからない子でした。

7月10日の深夜0時45分に発作を起こし、同日22時40分に奥さんと僕の間で旅立ちました。

奥さんと僕はもちろん、本人も何が起こったのかわかってないと思います。

綺麗なピンク色だったうにこの口元が、紫色に変わっていくのが信じられませんでした。

あの日、僕は仕事から帰ってきてうにこに声をかけました。

「うにこ、ただいま」って。

ハッキリと覚えています。

うにこはいつものようにトイレにちょこんと座って僕の方を見ていました。

 

そんなうにこが数時間後、発作を起こしケージの中で転がり回ってました。

奥さんと交代で名前を呼びながら抱きしめました。

発作は、以前ぽてとの時に経験してますが、うにこの発作はあまりにも激しくて・・・。

抱きしめるのも必死でした。

僕は仕事がある為、奥さんがうにこを見ながらリビングで寝てくれました。

看病させてくれたのはこの一晩だけ。。。

最後の最期まで、手のかからない子でした。

最期ぐらい、もっと迷惑かけてくれたらいいのに。

うにこ、カッコ良すぎるよ。

 

今でもケージを見てると、うにこが見えるんです。

本当に僕には見えるんです。

奥さんにもきっと見えてると思います。

ほら、ちょこんと座ってる。

ほら。

 

9歳5ヶ月。

うさぎとしては長寿なのはわかっています。

でも、奥さんと僕に「覚悟」する時間も与えてくれなかった。

うにこの優しさなのかもしれません。

うにこ、ありがとうね。

昨日は、ちゃんと奥さんもベッドで寝たよ。

 

うにこ、うにこ、うにこ。

もうみんなに会えたの?

ちろこ・たまこ・ぽてとによろしく伝えてね。

「いつでも帰っておいで」って。

うにこ、綺麗な顔で旅立ったのでみんなにモテモテかな。

 

お月様で思いっきり走り回って遊んで欲しい。

頭がいいから、いろんなイタズラしたりするのかな。

願わくば、お月様を強くキックしてここに帰って来て欲しい。

ここに。

奥さんと僕の目の前に。

 

うにこ、聞こえてる?

大切なことを言うからちゃんと聞いて。

うにこへ。

我が家にやって来てくれて、ありがとう。

奥さんと僕の家族になってくれて、本当にありがとう。

奥さんと僕は、心からあなたを愛しています。

「愛してました」ではなく「愛しています」だからね。

これからもずっと想ってるし、ずっと忘れない。

それはうにこが奥さんと僕の「家族」だから。

こんなに涙が溢れて、キーボードも見えないぐらい。

頭がガンガン痛くなるぐらい。

どうしようもないぐらい。

それぐらいに愛してるよ。

わかってる?伝わってる?

 

今までうにこを愛してくださった皆様へ。

このたび、うにこは「ちろこ」「たまこ」「ぽてと」の元へ旅立つことになりました。

我が家の「小粒」うにこを忘れないでいてやってください。

ありがとうございました。

 

うにこ、大好きな「ラタンボール」を一緒に入れてあげられなくってごめんね。

お友達にいただいたお花と大好きなバナナチップ、いつものご飯・牧草と共に高く昇って行きました。

うにこ、カッコいいよ。

すごくカッコいい。

こんなに泣いてたら、うにこに怒られちゃうね。

うにこ、これからもずっと一緒に過ごそうね。

おかえり。

 

最後にうにこに謝っておかないといけないことがあります。

うにこ、我が家にやって来た当日のこと覚えてる?

ケージ越しに順番にみんなに挨拶していた時のこと。

僕が近づけすぎて、ぽてとにガリッとやられたよね。

あれ、奥さんにすごく怒られたよ。

痛かったよね。

本当にごめんね。

大きくなってからも、傷跡見るたびに思い出してたよ。

ドジな僕をこれからも見守ってて欲しい。

僕はこれからも、奥さん・もちこ・あられ・いくらを大切にするね。

うにこに約束するよ。

指切りげんまん。

 

Instagramにたくさんのうにこへのコメント、ありがとうございます。

お返事するまで、少し時間をください。

ごめんなさい。