いつもカッコ良かった。
いつも優しかった。
いつも我慢強かった。
真夜中に肩を震わせる奥さんの肩を抱き寄せることしか僕には出来なかった。
奥さんは普段泣かない。
絶対に泣かない。
そんな奥さんの大量の涙。
拭っても拭っても、溢れてくる。
「感謝」「後悔」「無念」「愛情」いろんな気持ちが詰まってる温かい涙。
「十分生きた」
世間では、よく聞く言葉です。
心ではわかってるんです。
わかってるんだけど・・・。
奥さんの気持ちは、奥さんにしかわからない。
同じ思いをした人がいたとしても、奥さんにしかわからない。
もちろん、僕にもわからない。
今は奥さんの出来ないことをサポートして、そばに居ることしか出来ない。
どうかあの屈託のない笑顔で奥さんを見守って欲しい。
あの瞬間、僕には手を握ることしかできなかったけど、どうしても言いたかったことがありました。
絶対に伝えたいと思っていたこと。
「○○さんのことは僕に任せてください」
耳元で言った時、目元がピクッとした気がしました。
「任せたぞ」って言ってくれたと信じています。
苦しみのない世界への旅立ち。
そう思いたい。
親子の関係って色々ありますよね。
喧嘩だってするし、時には溝ができたり。
でも、やっぱり「血」のつながりは絶対的なもので。
ふとした自分の癖に「親父に似てるのかな」とか思ったり。
街で誰かの後ろ姿に「母親に似てる人だな」とか感じたり。
常に共に居る。
それが僕の思う「両親」の存在。
この年齢になってやっと言える。
僕は両親が大好きです。
たくさん迷惑や心配をかけたけど。
「感謝」しか今はないんです。
きっとここを読んでるので照れ臭いけど。
明日は笑顔で見送ってあげたい。
無理だと思うけど・・・。
泣くのは空に任せたい。
「さようなら」は、僕は言わないと心に決めています。
もっと言いたい言葉があるから。
落ち着いたら、したいことがあります。
お義父さんと歩いた道を、奥さんといくらとでゆっくり歩きたい。
右手には奥さんの手を握り、左手にはいくらのリード。
いくら、付き合ってね。
Instagramで本当にたくさんのご心配をいただき、ありがとうございます。
メッセージもたくさんいただいたのですが、気持ち的にほとんど返せていません。
本当にごめんなさい。
事情は察していただけたと思います。
みなさんが思っているような、そんな理由ではないんですよ。
まったくね。
「プレッシャーをかけすぎたのかも」とか。
「セロリさんのペースで」とか。
そんなこと感じたこともありませんよ。
僕は大丈夫。
今は奥さんを全力で支えたい。
喜びは倍に。
悲しみは半分に。
そんな夫婦でありたい。
Instagram、しばらくお休みしますがよろしくお願いします。
この記事を見て、奥さんへメールやメッセージ出される方いらっしゃると思います。
お気持ちは本当に嬉しいです。
返せないことも多々あると思いますので、よろしくお願いします。
僕に任せてください。
明日、お義父さんに1番言いたい言葉。
我が子のように可愛がってくれて・・・
いつも応援してくれて・・・
僕を迎えてくれて・・・
「お義父さん、ありがとう」
明日の昼過ぎ、お義父さんは高い空へと上って行きます。
高い高い空へ。
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