嵐が活動を終えた。
とんでもないでっかい愛とか希望を私たちの胸いっぱいにのこして。
私は僭越ながら2003年から嵐兄さんたちにズブズブになった人間である。
きっかけは2003年に発売されたとまどいながらのMV。
このブログにたどり着いた方の中には、「とまどいながら」のMVをご覧になった方は多いと思う。
もしお暇なら見返してほしい。02:40ごろの小窓からのぞき込むショウサクライを。
https://www.youtube.com/watch?v=yKsv4pCqPQ4&list=RDyKsv4pCqPQ4&start_radio=1
私が恋に落ちた瞬間を体験できる。
思い出話をしたいと思う。
当時私はいわゆる転勤族というやつだった。小学校は合計3校通った。
転校生が初めに直面する「いじめを回避する」というイベントを繰り返してきた私にとって
クラスのスクールカーストトップの女子が推しているというジャニーズグループ、嵐について調べるということは
転校早々平穏な学校生活を手に入れるためだけに必要な過程にすぎなかった。
明日も平和にクラスになじめるように。
スクールカーストトップの女子と悪くない関係を築けるように。
ただ、スクールカーストトップはトップたるゆえんがあるのだ。
その子はとにかく優しく、おもしろかった。なんならその子のおかんも美人で優しかった。
何の心配もなく打ち解け、家にも呼んでもらい、とまどいながらのMVを共に見て、
無事にショウサクライ沼に落ちたのである。振り返ってみても平和な小学校生活を送ったなと感慨深い。
そこからは先生もびっくりの黒歴史である。
生真面目だった生徒が突如として名字を櫻井と名乗り始め、授業中明らかに空想の世界に入り込んでいる。
将来の夢は櫻井翔の嫁などと妄言をはくようになって
林間学習では転校してきたばかりにもかかわらずしゃしゃり出てHeroをみんなに躍らせている。
親も突然の娘の変化に驚きは隠せないようだった。
規則正しい生活しかしてこなかった娘が、24時間テレビを見るために夜更かしをするという。
お年玉なんて貯金の選択肢しかなかった娘が、おなじCDを通常版初回限定版と2枚も購入するという。
購入したCDをくりかえしくりかえし聞き、泣いている。シークレットトークなるものも一言一句諳んじている。
テレビなんて見なかった娘が、深夜帯の番組を録画してこっそり見ている。
どんな内容なんだとみてみれば、画面の中の人間たちはとてつもなく長いストローでビルの4階からジュースを吸おうとしている。
娘はこれの何がいいのだ。
何度も言われた。あんた、これのなにがいいん。
わかるまい。
ありったけのお年玉をつぎこんで、申し込み開始日には電話に張り付いて、
ようやく手にしたチケットをたずさえペンライトを片手に嵐の登場を待つ瞬間の幸せを。
嵐はいつも、私たちファンの前では変わらずに嵐だった。
冠番組でお布団を敷いてうだうだとするだけの時間をおもしろがるお兄さんたちが
それと同じ空気感で圧倒的なステージを魅せる。
とんでもないやり方で、いつも私たちファンの度肝を抜いていく。
そのくせ、私たちの心のそばにいてくれるのだ。一度も置いて行かれたことはない。
そんなこともあったな、と懐かしく思っていると、2025年5月、あの日がやってくる。
活動終了のお知らせとともに、ラストツアーが発表されるのだ。
私はとんでもなく運が悪いらしく、5×10以降、コンサートに当たったことがなかった。
驚くことに、ライブビューイングすら当たらなかった。半ば、ヤケクソでファンクラブ会費を支払っていたといえる。
今回も当たるわけがないし、グッズ購入チケットすら買えないんだろう・・・そう思っていた。
蓋をあけてみてびっくり、当選どころかアリーナ前方、肉眼で見える嵐である。
あの神振り付けで有名な名曲「迷宮ラブソング」、目の前で嵐5人にその手を引かれたとき、
私は嵐が赤の燕尾服を着ていたと記憶していたのだが、配信ライブで見直したら全く燕尾服じゃなかった時には驚いた。
使い古された表現を使うのであれば、私はずっと目がハート状態だったのだろう。燕尾服に見えても仕方ない。
そのくらい、あの3時間、嵐はひたすら輝き続けていた。
初めて行ったコンサートと全く同じ熱量で、ただただ感動した。素晴らしかった。
嵐の言葉から、表情から、セットリストから、歌から、全部からありったけの愛を感じた。
あの場に愛が満ちていた。ファンのお姉さんたちも優しかった。私もみんなに優しくしてあげたいと思った。
愛は電波するのである。Love story 歩き出す。
最終日についてはもはや私が書き綴れることはない。
日本全国ご唱和ください、Yeah, yeah, yeah をほんとに日本全国が唱和したんだろうな。
嵐が活動を終えた。
とんでもないでっかい愛とか希望を私たちの胸いっぱいにのこして。
私はこれからも自分自身に誇りをもって生きていける。
だって、櫻井翔が私たちのことを生きがいといい、大野智が私たちのことを忘れないで胸にしまって生きていくといったから。
わたしたちは、嵐に愛されていたから。これだけ誇れることは、私にとって他にはない。
嵐は私の中で生き続ける。Everyday, Everybody, まだまだ世界は終わらない。