日本に帰ってきて、子どもたちが鬼滅とかあいみょんとか日本の小説とか、日本の文化に親しんでてめっちゃ安心します。



邦楽なんかダサーい、とか言わなくてよかった照れ



今、外国人児童への日本語学習支援で小学校へ行っていますが、みんな鬼滅好きみたいキラキラ
鬼滅のおかげで日本語を勉強しようって思ったり、日本人の友達と交流が持てたりしてるようですキラキラ
コロナの世の中に楽しみやお祭り気分を味わわせてくれて、鬼滅さまさまハート
鬼滅以前は、ONE PIECEやNARUTOで日本語に興味を持った人もたくさんいますよねニコニコ



外国人の子どもたちを見ていると、自分の娘たちがメキシコの小学校に通っていた頃を思い出します。



長女は1年生から5年生、次女は年長から4年生、メキシコの私立の小学校に通っていました。日本人は入学当初は同じ学年にはゼロ。(2年目から増えてきた。)
日本で英会話には通っていたけど、スペイン語はゼロ。
メキシコで友達に教えてもらいながら、半年くらいでスペイン語でコミュニケーションをとれるようになりました。



日本にいる外国人児童とメキシコで現地の小学校に通っていた娘たちで大きく違うのは、
娘たちは家できちんと日本の勉強をやっていて、中学高校は日本の学校に行くと決まっていること。



(うちの市に住んでいる外国人の子どもたちは、いつ帰国するのか未定。永住する可能性も高い。高校進学は日本になる。もちろん日本人と同じ試験を受けなければいけない。内申点も特別扱いされない。私立はお金がなくて通えない。日本の学校の授業もちんぷんかんぷんだし、親が教育熱心じゃなければ家庭で母語での勉強もしていない。)



家庭学習が本当に大事なんですよね。
母語でも日本語でもどっちでもいいので、理解できる言語で教科学習を理解すること。



自力で勉強できる子どもなんて稀です。つまり、寄り添う親の責任が大きいわけですが、親がそれに気付いていない人が多い。。。



外国人児童の多くは、学校の授業を理解できず、授業の5〜6時間、ただ座ってぼーっとしているだけ。



「外国で学校に行っているだけでも偉い」って言う人もいますが、ただ行っているだけだと、学び盛りの子どもたちなのに時間の無駄になってしまう…



せめて、日本語を話せるようになろう、少しでも授業に参加しようと努力していればいいんですが、自分の意志で日本へ来たわけではないし、そういう子ばかりではないみたいショボーン



私も胸が痛いアセアセ
娘たちは、メキシコで学校に通っていた時間が無駄ではなかったかな??



メキシコでの学校は、テストもなければ宿題も1日ひとつ簡単なものしかない、緩〜い、よく言ってのびのびした校風で、私は
「学校はスペイン語を覚えて友達を作って、楽しく過ごすところ」
として、教科学習は家で私がみていました。
(遠くて道中危険なため補習校へは通えませんでした。)



私も娘たちもめっちゃしんどかったし、あのやり方で良かったと思ってないけど、がんばって勉強をやらせてよかったって心から思います。



うちの娘たちは、学校でやっていた外国人向けのスペイン語の補習も行きませんでした。
文法やスペルは間違いまくってるけど、大きくなったときに興味を持ったら勉強すればいいや、と思っていました。
中学高校は日本で、帰国子女受験せず一般入試だからスペイン語の出来なんて関係なく、きちんと文法まで学ぶ必要も授業を理解する必要もなかったので、スペイン語やメキシコの学校への姿勢はあれくらいでよかったと思っています。
日本の勉強の方が大事!!



コミュニケーションの言語と学習の言語は違います。



授業での教科学習できちんと教科書を読み解き、きちんと答えるためには、きちんと文法を理解して、書くときも誤字脱字のないようにしないといけません。



海外にいる日本人でも、テストのある学校に通っていたり、帰国後に進学のためにメキシコで良い成績が必要な子どもたちは大変だと思います。
(娘たちは、算数の問題文の「求めよ」を何回説明しても長い間理解できませんでした。「求めよ」すら理解できないなんてガーンと当時絶望しました。)



日本にいる外国人の子どもたちは、日本語での学習言語を覚えていかなければいけません。
「求めよ」どころじゃないアセアセ
国語も理科も社会も算数も英語も副教科も。しかも漢字で答えないといけない。



大変すぎるチーン



日本の勉強なんて、高学年以上になると大人でも説明できない・解けないっていう人もいるくらいなのにアセアセ



外国人が多い中学では、「1とか2とか悪い成績は外国人が持ってってくれるから、日本語がわかるだけで3はもらえる」と聞いたことがありますびっくり



母国にいて普通に母国の学校に通っていたら、できる子かもしれないのにぐすん
楽しく授業に参加できたかもしれないのにぐすん



子どもが「海外で暮らす」ということがどれだけ大変か。
家庭での親のサポートがどれだけ必要か。
(学校任せじゃダメ!!親の姿勢によって子どものやる気や能力も全然違います。)



もし、また旦那が駐在になっても、娘たちが高校卒業するまでもう帯同することはないかもしれないなぁ。



とりあえず、私はあの子たちに日本での生活を少しでも楽しんでもらえるようにがんばろ!!