【BLマンガ 感想】
23時のタイムシフト
あがた愛 先生
★★☆☆☆
23時のタイムシフト (バンブーコミックス 麗人セレクション) 734円 Amazon |
短編集。3話とも面白かった…
短編集で全部お話が面白いとテンションが上がっちゃいます!!
最初表紙買いだったのですが、可愛い表紙を裏切るエロさでした
でも、可愛さも失わない。
●23時のタイムシフト
攻:佐久間
受:智春(トモ)
智春は高校生。
ゲイだけど、それを隠している。
智春はトモという名前で自慰行為を、ネット配信して、ゲイである自分を肯定してもらう事で欲を発散している。
配信はいつも23時ごろから…
ネット配信って今っぽいですね!
昨日、ライン返さなかったけど、何していたの?
と聞く友達に返したウソから、無口な同級生、佐久間にトモに似てると指摘されて…!!
というお話です。
これね、なにはともかく配信してるトモがエロいんですよね。
絵が綺麗で清潔感あるのに、太ももとかお尻の書き方がぷりっとエロくて凄く雰囲気があります。
佐久間にバレて、告白されるんですが、意識してしまって配信する時も思わず名前を呼んでしまったり…それが画面越しで相手に伝わるっていうのが、設定をうまく活かしてていいなぁ、と。
あと、攻めの佐久間も無口でコミュ障なのかと思いきや、結構グイグイきて優秀な攻め様です。
単行本の、最後に前日談みたいなのがあるんですが、ちょっとなに考えてるか分からない攻めの気持ちが後出しでわかって、ぜひ最後まで読んでほしいお話です。
●夢見る少女じゃいられない
攻:拓真
受:翔央 ショウ
幼馴染の年上(受)と年下(攻)の話。
昔、学芸会でイヤイヤ女役をした事がある翔央(ショウ)。
その時、幼馴染の拓真に可愛いと言われた事が忘れられず、時たま姉の服を身につける。
しかし、成長とともに合わなくなり、そんな時見つけたのが女性用の下着。
これを身につけることで、いつか拓真にもう一度可愛いと言われないかな…そんな気持ちで、下着をつける事を辞めれない。
懐いてるのは拓真なんだけど、クールな素振りの翔央が内心可愛いって言ってもらいたいって思うのが可愛かったです。
女物の下着つけるなんて、かなりヤバ目な趣味っぽく思えるけど、あがた愛先生の手にかかれば純愛に見えます。
でもバッチリエロい。
両思いになった後の二人の会話もじわっとくる…翔央が言って欲しかった言葉を言わなかった、拓真の気持ちがいいです。
●不等辺三角形の定理
上の二つと違い、ダーク系です。
が、これもこれで最後の締まって良いかな。
レンタルショップのバイト君が、お客さんと知り合って家に行ったら謎の男がいて…というお話。