ギヴン①〜③巻

キヅナツキ先生

★★★★★神!!


注 ネタバレあります





今、どハマりしている作品です!バンドものとしても楽しめる良作爆笑

主要キャラ4人がそれぞれ魅力的で深く掘り下げられていくので、皆が主人公のような気持ちで読めます。

1229に④巻がでるのですが、楽しみでしかたがないですおねがい


私の独断と偏見によるキャラ紹介。すごく描くの楽しかったです


上ノ山 立夏:ギター

天才的なギターの才能を持つ高校生。

音楽には厳しくオラオラしてるけど、素直でいいヤツ。恋愛は奥手で鈍感。そんなとこも可愛い黒髪正統派美形。


佐藤 真冬:ボーカル

上ノ山の同級生。ゆるふわ不思議ちゃん。恋愛や周りの機微には意外な鋭さを見せる。

死んだ前カレのギターを譲り受け、それを弾くために上ノ山に指南をこうが、その流れで、バンドに参加することに。音楽素人ながら独特の歌声と天賦の才能を持つ。


 秋:ドラム

舌ピ口ピ見かけがヤンキーで怖そうですが。女子モテはすごい。確かに女子の扱いはめっちゃジェントルマン。見かけによらずヴァイオリン専攻なので、そっちも上手い。バンドの音楽的リーダー

過程環境、恋愛経験がかなり複雑なためか闇を抱えている。バンド内では、表面上は頼れる楽しいアニキ。


中山 春樹:ベース

バンドの精神的大黒柱みんなのお兄ちゃん。朗らかだけど、キメるときはしっかりキメるよ!映像科大学院生。友達多し。お人好し。

明彦に2年前からずっと片思いしてる。ロンゲは一目惚れした時から切れずにいる。


上ノ山は弦の切れた真冬のギターを直してあげた事が縁で、ギターを教えて欲しいと請われるものの、何故ギターも持っているのか、無口な真冬はあんまり話をせず

①②巻は上ノ山と真冬のお話がメイン。

音楽の喜びを忘れていた上ノ山。最初は、何を考えているかわからない真冬にイライラするが、真冬の歌を聞いて心を震わせて惹かれていく。

一方、真冬は自分の言葉足らずで前の恋人と喧嘩をし、そのまま恋人は亡くなってしまう。ギターはその人のもの。

最初読んだとき、真冬と上ノ山の恋はふーんという感じだったんだけど、何回も読み直すとすごく深くてえーん

真冬が音楽はじめたのは、昔の恋人を理解する為だったのかなと、歌詞を書きたがらないのはその人への思いを言葉にできないからだけど、ひたすら引っ張ってくれる上ノ山に惹かれるのは当然な事だなーと。

上ノ山君もね。すごいいい子!!上からに見えるけど、反省すべき事はすぐ反省するの。

ライブ直前に弦が切れた真冬のギターをなおしてあげながら、不器用だけど、自分の言葉で伝えようとする。すごいいいヤツ!

ギターが切れて動揺する二人にかけた、バンドの大黒柱春樹さんの『切れたら直せばいいだろ』って言葉好きほんと、春樹さん好き!!惚れるラブ


心揺さぶられる言葉や印象的なシーンが多く、コマひとつひとつが映画みたい。

よく考えたら、好きだとかキス一つくらいしか出てないのに、苦しいくらい皆恋をしてるのがよくわかるので、めっちゃ満足できる。

②巻のクライマックスとも言える、ライブのシーンがまたいい。真冬の昔の恋人への思いを歌にするんだけど、切ないのにずっと引っかかってた前の恋人への思いも昇華され、上ノ山も音楽の楽しさを思い出すんだけど、こうどうにもできない好きっていうドキドキした気持ちが伝わってくる。

真冬の思いを抑え切れず、最後はキスしちゃうんですが(●´ω)

めでたく、その後付き合う事になります。もうよかったね!そして、デートが初々しくてめっさ可愛いハート

シリアスな話っぽく書いちゃいましたが、バンドのお兄ちゃんズや高校の同級生とのじゃれあいや会話がすごく楽しくって、軽快に楽しく読めます。


③巻は4人でギヴンというバンドを結成。本格的なバンド活動を開始する。

ここからお兄ちゃんズのダークサイドも見えてきますよー。

春樹が秋彦に一目惚れしたエピソードや秋彦の昔の恋人今の同居人の雨月との愛憎入り混じった関係とか。

バンドとしてはこれからどんどん前に進んでいくけど、人間関係は複雑になっていきます。

もうね。春樹さんが健気で大好きなだわ。秋彦は割とスキンシップ過多なんだけど、平静を取り繕いながら、ドキドキしてる、こんな春樹が大好き。秋彦確信犯だろ。

秋彦には肉体関係ありの思い人がいるので、そうすんなりはいかなさそうですが。

胸が苦しくなるほどの恋が味わえるけど、バンドとしてこれからやるぞっていう青春感というか、キラキラ感を感じれるのがギヴンの醍醐味ですキラキラ一度で二度美味しい。


これからどうなるかがすごく楽しみな作品。大好きです。


追記

2019年アニメ化!5巻まで出てます。

感想の続き書かなきゃ