キャラがいない朝


いつもソファにいたので

つい目がキャラを探す



ホントにこの先キャラいないんだ

どうしよう


今日からうーちゃん ひとりだよ

どうしようね


キャラの目線

部屋を見渡せる場所

もーちゃんの隣り


カラスも見える


一日中寝てるだけでも
存在はものすごく大きくて
「天使が部屋で寝てる」って思うだけで
心は安定して幸せだった

昨日の葬儀後
御骨を抱いて帰りながら
「キャラ待ってるかなー」とか考えて
現実に戻ってはっとした

無意識にキャラの姿を探して
キャラを想って
ぎゅっとなる



娘と話した心配事は夫のこと

夫は数年前に鬱を患った
もともと無趣味だったけど
更に気力もなくなり
休日はほとんど家でTVか昼寝
今までは愛犬達とのんびりも
また有意義だったけど
キャラもいなくなって
定年して毎日ひとりで引きこもってたら
すぐボケちゃうよ

パパを散歩に連れて行ったり
愛情をそそいで
生きる糧を与えてくれる存在が必要
それはやっぱり
ワンコしかいないよねと
意見が一致

そして
もしお迎えできるなら
里親になりたい

辛い思いをしてきて
ずっとのおウチを探しているワンコと
愛情を注ぎたい人間が
共に必要とし合って暮らしていけたら

そして
それが可能であるなら
年齢的な事も踏まえて
早いほうがいい
悩んでる暇はない