懲りずに、前回記事からの続き
レコード盤に刻まれた音溝を針先が確実にトレースできるかはアームのスイング性能。その感度は大切で、軸受がルビーのEPA-100、当時破格の6万円に気持ちがザワ付く一方、レコード盤再生中に針圧を変えることができるマイクロのアームがお手頃プライスに釣られて入手。
弄り始め1日目)
手もとに来て、ベースに取り付けて、様子を見ると、
水平方向は滑るようにのスイングするのに、垂直方向の感度がいま2つ
軸を緩めて、ベアリングと軸のクリーニング。針圧ワイヤーを止めているネジが固着、外すのは諦め、軸を緩め、アームをズラし、アルコールを含ませた綿棒で、茶色の付着ブツ(錆び?劣化したオイル?)がなくなるまで拭き取り。アームを軸に戻して垂直方向の動きをチェックするも、改善は見られず。そこで、アームをズラすのではなく外すべく、固着しているネジを緩めようしたら、プッツン!! あ゛ーーーー
アームのエンドエッジについているカニ目のキャップ。
事前に手に入れたSMには、逆時計方向に回すと外れる、との記載
SM通りやってはみたものの。緩んでグラグラになったけど、外れん
んでもって、よ~~く、アームを眺めると、横にイモネジ、、、
『カニ目.EQ.ネジ』の発想、改めんとなぁ~
2日目)
作業机の、そのままの放置の残骸・・・・・?!
何の気兼ねもなく弄くり回すことができるモルモットと思った途端、気分は上々、、、
お手頃プライスだったのが救いか?
気になっていた垂直方向のスイング感度(フワフワ感の無さ)を調べることに。
垂直方向の軸受は、アームの左右に極小ベアリング、先端が円錐の軸を押し当てる仕組み。
アームを外して、両サイドのベアリングを、デジカメで撮って画面確認。
軸受のボールに輝きがない、特に片方は黒ずんでて、汚れ?錆び?
アームの動きを鈍くしているのは明らかなので、クリーニング。
ブラシ使って、IPA洗浄、錆取り、水洗い、
軸受への注油、ネットには、埃を寄せるとか、動きを妨げるとか、で、
個人が潤滑油やグリースをもってのほか、しないらしい、
まぁ~、リカバリーできるのなら、イイでしょ! ということで、水置換オイルで防錆。
で、その状態は?
ォオオ~~~ッ (゜ロ゜屮)屮
バランス取りが微妙すぎて、水平ポジションにもっていけないくらいまで感度アップ
カートリッジからの配線はアームに巻き付けているので、
アームの動きに影響を与えるのは、ダンパー無しの軸受だけ、ということも一因かと。
状況は、解体実験からオーハーホールへ遷移して、きょう3日目、これ書いてアップ。
トーンアーム、弄り始めの戦々恐々からトラウマにはならず、
ちょっと身近になって、めちゃ嬉しい♪
使えるところまで持っていければ、なお嬉しいんだけど ☆彡