麦球交換、参りました、、、 | murmur

以前気がついて、後手後手になっっていた無線機の麦球不点灯

 

麦球交換作業が、ムギ(キ)ュ~~ だった

 

手間はそんなにかからないだろう、と思っていたら、、

ケースカバーを外したところで、後悔、、、

 

①フロント操作部分と本体シャーシとネジ止めだけでは無い、、、

②フロント操作部分と本体との間は結線ケーブルのジャングル、、、

③フロント操作部分のシールドカバー、ネジ止めされているけど、これ外せんの?

 

見ただけで、ポキッと心が折れるつくりで、麦球迄たどり着けるか、怪しいww

 

本来のバラシ方って、フロント操作部側のコネクタを抜くのではなく、

本体側のコネクタを外んだろう、と想像つくも、追いかけて外せたとしても、

元に戻せそうな気がしない。

 

腹を決めて、当初通りフロント操作側のコネクタを外し切ることに、、、

 

①フロント操作部分と本体シャーシとネジ止めは、左右各1箇所だけど、それを外しても

  シャーシ側フレーム(板金)の穴(Φ10程度)に、フロント操作部の先端がL字に曲げられた板金が

  嵌めこまれていて、外れない。その穴を軸に上下に少し振る程度の自由度しかない。

  そのハメ合わせを緩めるネジも無い、

  → 少し力を込めて、重なり合った板金を撓ませて、隙間をつくることで、

    穴からL字が離れて、嵌め込みがとけて外れた

 

②フロント操作部分と本体との間は結線ケーブルのジャングル、多さにドギマギするんだけど、

  「ケーブに曲げクセが付いていること」、「隣接するコネクタに同じピン数の存在しないこと」を

  願って、外して行く、、、でも、シールカバーの下に隠れた、コネクタが3箇所、そして外れない

  ケーブルが1束あるので、要注意。 使われていないコネクタがケーブルが2束あって、これは

  オプションのトーンスケルチ用のコネクタであることに留意(復元時に悩まないようw)

 

もう、②以降は写真を取る余裕ナシで、言葉のみ

 

③フロント操作部分のシールドカバー、ネジ止めされているけど、外せないケーブルのせいで、

  シールドカバー面(ネジの頭)を思い通りの方向に向けることが厳しい、、、

  → それぞれネジ頭にドライバーを当てられるように、フロント操作部の向きを試行錯誤して、

    地道に外して行く。ナベネジの一箇所は他の基板からのアースが銅板で取られていて、

    ドライバをドライバを回すと、ドライバのビット部分と銅板が干渉するので、要注意です。

 

で、ネジを全て外せても、外せなかったケーブルと干渉して、シールドカバーは簡単に外せない、、、

ケーブルに大きな力やシールドカバーでのエッジでダメージを与えないよう、

よ~く状況を見ながら外します。 まるで、知恵の輪、、、

 

ケースカバーを外し始めてから、ここの状態に来るまで、半時間(泣)

 

バラシが大変だったので、麦球から寿命の長いLEDに気持ちが動く、、、

もともとのディミング回路は効かなくなるけど、それより、こんな大変な作業はしたくないわww

 

で、秋月さんから仕込んでおいたウォームホワイトのLED(Φ3)の電流値を決めることに。

 

セットから外した麦球と明るさを比較しようと、電源つないで点灯を試みるも、不点灯、

4つの麦球のうち切れていたのは1つだったんだけど、外したら、残り3つもフィラメントが飛んでいて、

無線機を持ち運びしてたら、全部切れていたんだろうな、、、

 

取り敢えず、電流制限抵抗をハンダ付けしたLEDを4パラして、別電源から給電できるようにして、

麦球が収まっていた場所に、突っ込んで、明るさチェックと拡散キャップの必要性を実機確認。

 

ガンガン流す必要は無いので、3mA(R:3.3KΩ)、、ちょと暗いみたい、なので、

10mA(R:1kΩ)にアップ、良い感じかもぉ。

そして、拡散キャップの検討、電球はサイドに光を放つのに対して、LEDはトップ方向。

サイド方向にも光を拡散させるのが、拡散キャップの役目。

拡散キャップの有無を、目視チェックするも、違いは判らずでしたが、電球に近づけるということで有り

 

余談ですが、今回試して判ったことが1つ、

麦球を付ける箇所は4つあるのですが、うち1つは無くても良いんじゃね、ってなことが、、、

 

テストした際の写真

4灯の方が、周波数表示部のセンタの影が若干暗いみたいだけど、見比べて判る程度の違い、、、

 

4灯、10mA流して、拡散キャップあり、と方向付けて、基板に取付。

 

で、極性間違いのないことを確認して、組み上げ。

 

シールドカバーの組付けは、シールドカバーとケーブルの結束線が干渉して、手こずります。

見いだした手順は次の通り、

→シールドカバーの下に隠れる2箇所のコネクタを嵌合させ、シールドカバーを嵌め込み、

→シールドカバーを少し浮かせて、シールドカバーの下に隠れる1箇所のコネクタを嵌合させる

→シールドカバーを、順次ネジ止め

→無理が掛からない様、ケーブルのクセとピン数から元のコネクへ順次嵌合

あと、外したときの逆回し、、、でオケ、、、20分くらいの作業で元通り。

 

外す際に、シールドカバーについた指紋(皮脂)は拭き取って、ゴム手袋をつけての作業です。

 

無線機 IC-375 を定位置に、

 

操作は問題無さそうな様子なので、あとは変調がのればオケ?!

 

しかし、甘く見ていたというか、今回は参りました。

なんとかクリア出来たっぽいけど、次回はナイ、、、

 

アイコムさん、お願いだから、

旧いと云って安易に切り捨てないで、

ニッチな趣味の領域なんだから、少々ボっても構わないから、メンテしてお~