リールモータ駆動基板(14)Removals[61-932] | murmur

暫くおいていましたが、昨日から弄っています。

 

で、現状の基板は、、、

リレーは、既にオムロンの新品を取り付け済みで、交換対象に決めた部品は全て外しました。

 

パッパッと部品交換してしまうのではなく、交換対象とする部品(トランジスタ、コンデンサ類)を観ておきたくて、ちまちまとデータ取りしていました。この基板はケーブルが直ハンダ付けされ、外すのは容易ではなく、今後のメンテを考えると、シッカリ掴んでおきた。

 

コンデンサは、タンタルは交換対象から外して、12個を外しました。

左からC901から順に並んでいます。含まれていないのは、C907,909のタンタル(交換せずそのまま使い続ける)、C912,C913MPコンデンサ(以前に外したので)の4つ。

 

で、部品の状態を知るために測ってみました。

見る限り容量抜け等の問題はなさげですが、交換は行います。

 

で、次にトランジスタ、

[左側:Q910~Q921、右側:Q901~Q909]

 

2SC634A(10個)と2SC926A(11個)について、怪しげなものがないか、全数測定してみました。トランジスタの特性グラフもとってみまししたが、、大きく外れる個体はなく、問題はなさそう。

 

トランジスタ2種類の特性グラフは次の通り。

下の「C634A」は教科書で見かける模範的な特性に対して、上の「C926A」はクセがありますね。こうのをみると、手に入らないから、と安易に汎用トランジスタに走るのは、危険ですね。以前、部品を譲って貰った方から聞いた言葉「レストアの鉄則は同じ部品を使うこと」が、フッと頭に浮かびました。

 

問題が無さそうであっても、全数交換です。

少なくとも、hfeを測って、数の中から交換するモノを選びます。

使われていたトランジスタの測定値が目安の一つ。

    「C634A」・・・ hfe = 166~221

    「C926A」・・・ hfe = 305,343~443

 

抵抗とダイオード(小信号)は、ラジアル実装されているし、オーディオ信号が流れることもないので、そのまま使います。

 

この先は、、、

 

 ・実機基板とSM回路図の定数読み合わせ

 ・トランジスタ選別

 

を済ませてから、新しい部品を載せていくことになります。

 

ここまで。