アンプレストア 349日目 残すは・・・(4) | murmur
宿題3つは、

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宿題1)ヘッドフォンアンプの終段トランジスタ、定数見直し

宿題2)電源オンオフ時のポップノイズ(ヘッドフォン出力)
・CX-0461 に戻して、凌ぐ → 14-May-2015 暫定処置
  → 「もうCX-0461は入手できない、その先どうする?」に内容修正

宿題3)メータースケールのイルミネーションが暗い

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今回は、課題3)について、実は、先週日曜日(5月9日)に対応済みで、時間がなくて記事にはしていませんでした。

このアンプに採用されているオプティカル・ピークメーター、未使用のモノを持っているので、それと暗いモノと比較してみました。下側メーターの目盛り(スケール)の振りがMAX+15dBとなっていますが、テープデッキ(TC-8750-2)に搭載されていたものデス。


・上側:暗い方:光源ランプ:8V 300mA
・下側:未使用:光源ランプ:8V 250mA
コンデジをオートで撮ると、差が分からない(笑)

で、絞り優先で撮り直してみると、

・上側:暗い方:光源ランプ:8V 300mA
・下側:未使用:光源ランプ:8V 250mA
明るさの差が分かりますよね。
上側が光源に明るいランプを使っているので、スポットが下側に比べると明るく、スケールの明るさは下側と大差無いようです。

で、次に光源ランプを上側と下側で入れ替えてみると、

・上側:暗い方:光源ランプ:8V 250mA
・下側:未使用:光源ランプ:8V 300mA
明らかに、上側が暗くなってしまいました。上側の方が光源からの利用効率が低いということは、言い換えれば、光源からのスケール迄の光路でロスしていると云うことですね。

で、メーターをバラして、スケールの光路を確認してみました。


スケールを照らし出す為の光路は、下の写真で、ランプからの光が導光板を伝わって、エッジ入射のバックライト構造のスケールが照らし出されるという仕組み。今でこそ、液晶のバックライトで当たり前のように使われているけど、40年も前に使われていたんですね。


で、一番怪しい光源ランプと導光板の接続部、下の写真で青緑色に色が付いている部分が汚れている可能性が高い。ランプなので、LEDに比べて電流も大きいし、発熱するから・・・


クリーニング液を綿棒に染み込ませて拭いてみると・・・・


で、再び、未使用のモノと比較してみます。
ランプはどちらも同じ、8V250mAデス!


どちらも、同じレベルになりましたね。
あとは、オリジナルで使われているランプと同じ、8V300mAを手に入れれば済む話ですけど・・・・これが大変。いっそのこと、LEDに変えちゃいたいんですけど、線状光源でないとメータの針の代わりのスポットが綺麗に現れないんですよ。

以上。