これは17〜18年近く前に、初めて買ったアナログシンセサイザーでして、大変愛着があります。当時、MIDI付きで値段も比較的手頃だったので、店頭でデモを聞いて、これもほぼ速攻で買った記憶があります。これをアナログミキサーに接続した状態で、ヘッドホンで間違って大音量で聞いことがあったのですが、音圧で耳が痛くなりました。このためアナログシンセは恐ろしいものだという半ば誤った先入観が生まれてしまいました。

今でもアナログシンセのリードソロの大半はこれを使っています。必要最低限のつまみがあって、階層も浅いので意外とエディットは楽だと思います。

サウンドの印象ですが、うまく言えませんが、ずっとVCOが発振しっぱなしみたいな、艶やかな音が粘りっぽく途絶えることがないといいますか。そういう状態を維持しつつ、よそからVCOにちょっかいを出して、いろいろ音程等を制御しているような感覚です(書いていてだんだん自分でも分からなくなってきました(笑))。最近発見したのですが、このなりっぱなしは、他のアナログシンセにはない味なのでは?と思いつつあります。