兄がやたらフォーク好きで、吉田拓郎、井上陽水、かぐや姫、ガロなどのレコードを沢山持っていました。その影響で、特に拓郎、陽水は非常に良く聞きました。そのうち自分でもレコードの曲を弾きたくなってきて、拓郎、陽水の楽譜を買ってきて、練習を始めました。ギターはあいかわらペグが固くて容易に回らなくなっていたガットギターを使っていました。そんなある日のこと、兄が友達からオンボロのフォークギターをもらってきました。僕も試しにちょっと弾いてみたのですが、これが大ショックで、弦が鉄製で固くて弦高も高くて、まったく弾けませんでした。コードFを押さえていると指が痛くなってきて、そのうち血が出てくる?のではないかと思いました。これはどう考えてもごっついアメリカ人仕様だと思いました。