家が火事になりました。

全焼です。

私は仕事に行っていて、彼はたまたま休みでした。

たまたま彼だけが家にいて、彼は火を消そうとしたみたいだけど火の勢いはすごくて…何も出来なくなったと言っていました。

最初は笑っていられたけれど、時間が経つごとにいろんな支障が出てきます。

お風呂はどうしよう…

今夜の寝場所は?

服はどうしよう…

当たり前のようにあったものが一瞬でなくなってしまいました。

帰る家がありません。

寝ころんでうたた寝する場所がありません。

彼の思い出も私の思い出もなくなりました。

昨日は泣いてしまいました。

張りつめていた何かが壊れました。

私の身内たちのことや、住む家のこと。

やっと借りられた町営に一緒に暮らせばいいと言ってはくれるけど、今までよりも更に狭くなった家に私は暮らせるんだろうか?

もっともっと気を遣うようになるんだろうか?

そんな思いを彼に言いました。

私以上にショックを受けてる彼は、私と彼の親に挟まれて身動き取れなくなっています。

私がいなかったら、彼は普通に町営に入り少しは落ち着けたはずです。

「私がいなかったらよかったね」

彼に言いました。

彼が言いました。

「もし、ミキがいなかったら、ワイは狂ってたかもしれない」

邪魔だろうって思っていた私という存在が彼に少しだけ役立ってるんだと嬉しかったです。

いろんな事でいっぱいいっぱいなのに、姪っこのトラブルとかもあって警察に行ったりもしました。

彼女も孤独です。

悩みを親にも言えず悩んでいるのです。

私にしか頼れず…

私は姪っことの電話中、泣きました。

私は今まで笑うことでいろんなことに耐えていられたんだとその時、気づきました。

彼の身内はあんなに親身になってくれるのに、私の身内はなんなんだろう。

私の不幸を笑ってるんだろう…そう思うと涙が止まりませんでした。

悲しくて、これからのことを思うと不安で…

私はこんなにも気持ちを押さえてたんだって、泣きながら思いました。

町営に住もうと言ってくれる彼のお母さん

なにに気を遣う必要があるんだって言ってくれる彼の伯母さん

責められながらも必死で私を守ってくれようとしてる彼

そんな会話を聞かせたくないのか、笑いながらお風呂に行くように勧めてくれる彼のお父さん

私がわがままを言っているのは分かっています。

緊急事態だから仕方ないことも…

でも…

考えがまとまりません。

涙がまた溢れます。

ただ言えることは

彼と一緒にいたいってことだけです。

彼と二人で新生活を始めたい…

それだけです。

ここで妥協したら私は近いうちに壊れてしまいそうなのです。

彼に謝りました。

「ごめんね」

って。

「謝るのはこっちだ」

と彼がそっけなく言いました。

不幸のどん底に今います。

でも、この事があってやっと彼と夫婦になれた気がするのです。

彼が私を必要としているということが分かったのです。

今日もまた1日が始まります。

今日は泣くのはやめよう…とか言いながら、今泣いてます。

彼はよほど疲れているのかまだ寝ています。

もう少し寝かせてあげよう。

頑張ろう…

頑張らなくっちゃ…