ブログを更新した次の日、やっぱり雨が降って彼の仕事が休みでした。
昼間とかはご機嫌な彼・・
そして夜、私の引越し準備のための衣装ケースを買いに行っている途中、車の話になりました。
「車買ったら即、車検にいれる」
と突然言い出した彼・・
「・・しばらくはいれんっていよらんかったっけ?」
「いれるよ・・」
「いれるって・・車検・・この車と重なるし・・」
「車検なんかどうでもなるよ・・ワイの給料1ヶ月分でできるだろ」
「そんな・・車ばっかりにお金かけられんから・・貯金だってしないと・・・」
そう言うと顔色の変わる彼・・
「・・分かったよ・・そしたらお互い好きに生きていこう・・ワイはこれからも好きなことしていきたいし、していくつもりだし・・」
「またその話?私は別れる気なんてないから・・」
「一人だけの思いだけじゃ続けれんよ・・」
また悪酔い?いやでも・・今日はそんなに飲んでないはず・・
彼は・・もう私のことなんて好きじゃないんだって・・思いました。
彼にとって私は足かせで、うっとおしい存在なんだって・・思いました。
今度こそは本当にダメだなって思いました。
彼が実家に帰った後、しばらく考えて・・・
彼のいない生活を考えて・・・
さみしくなりました。
母とまた一緒に暮らして・・
休みの日は買い物に行って・・・
そのまま歳をとって・・・
母からは
「別れたらまたいい人が現れる」
って言われました。
でも私は、きっと彼と別れたらもう結婚なんてしません。
たぶん・・・
好きな人なんてまた現れるんだろうかって・・・
より一層子どもが欲しくなりました。
彼はきっと子どもが欲しいんです。
だけど出来なくて・・
私と二人の生活に飽きてきて・・
スーパーで小さい女の子がいるとじっと見ている彼・・
「かわいいな~・・」
っていつも目を細めています。
きっと娘のことを思い出してるんだろうなって・・
そんなことをいろいろ考えていたら、やっぱり彼と終わらせたくなくて・・いつものように彼の実家に向かいました。
ドキドキしながら彼の部屋のドアを開けると、彼はいつものように机の前に座りビールを飲んでいました。
私をチラッと見て何事もなかったようにテレビを見ました。
ふと彼の指を見るといつも入れてる指輪がありませんでした。
もうダメなんだって思いました。
いつもいくら怒っても外した事はなかったのに・・・
悲しくて・・・
しばらくすると彼はビールを持って急に立ち上がりました。
そして部屋を出ようとして振り返り私を見て
「ビール・・飲む?」
と言いました。私は頷いてビールを受け取りました。
彼は部屋を出て行って私のコップを持ってきてそのまま寝てしまいました。
彼が寝た後、私は一人でビールを飲みました。
すきっ腹にビールが堪えました。
2本目を飲み終え近所のコンビニにまたビールを買いに行きました。
そして目に入ったウイスキーを買いました。
彼の家に帰ってから一人でウイスキーを飲みました。
そして1本飲み切って、歯を磨いて寝ました。
夜中にトイレに行こうとして起き上がった時、ドアノブが見つからなくて壁の前で立ち尽くしていると後ろから彼の声がしました。
「ミキ・・ドアは右・・」
右?・・あ~・・ここは彼の部屋か・・と思い、彼の言った右にいくとドアがありました。
酔っ払って方向感覚がバカになっているようです。
次の日の朝、いつもの時間に彼がおきました。
「コーヒー・・飲むか?」
私にそう言いました。私は首を振りました。
しばらくテレビを見ながらコーヒーを飲んでいる彼・・・
「昨日・・」
「え?」
「迷子になってよな・・・」
と笑う彼・・
「・・うん・・見てたん?」
「うん・・後ろから見てたら面白かった。カサカサ探してるもんな・・その後、思いっきり机で頭打っただろ?『痛い』って2回だけ言ってフガフガ寝てたけどな・・」
「・・知ってたん?」
「すごい音だったぞ」
彼の表情にホッとする私・・・
「夜中に部屋でガシガシ歯磨き始めるし・・洗面行けよって思ってた・・」
彼は一晩中の私の行動を見ていたのです。
寝ているフリをしながら・・・
いろんな話をしていると彼が急に立ち上がり財布を手にしました。
「コンビニでなにか買ってこようか?なにがいい?」
「私も行く・・」
帰ってたら朝食を食べました。
食べ終わった後、彼を見ると彼が笑いながら私に手を差し出しました。
私は嬉しくて彼の胸に抱きつきました。
彼も私を抱きしめていました。
「・・・指輪は?」
抱きついたまま彼に聞きました。
「・・捨てた・・」
「どこに?」
彼を睨んで彼の頬を叩きました。
「はたくなよ・・車にあるよ」
と彼・・
外に捨てたと思っていたので嬉しかったです。
私から彼にキスをしました。
「うわっ・・すげぇウイスキーの匂いしてるぞ・・飲んでるワイが思うほどだからすごいぞ・・顔も真っ赤だし・・まだ酔ってるだろ?」
「酔ってないも~ん・・」
「重いわ!ワイつぶれるだろ?」
いつもの彼に・・ホッとしている私がいました。
後で彼からメールが届きました。
『指輪・・入れたよ』
そして昨日、いつものように彼の実家に行きました。
彼は実家じゃないとお風呂に入れない人で休みの日でも実家でお風呂に入るのです。
彼がお風呂に入っているのを待っている時、彼とお母さんの会話が聞こえてきました。
「おかぁ・・来週の日曜に引越ししてくるけん・・」
「え?荷物はどうするん?」
「そんなにないし、外の倉庫に入れる・・」
「こっちの倉庫はあかんけど、向こうはいけるよ」
私のことを話してるな・・ときまずい私・・
出て行くべきか・・・どうしよう・・
と悩んでいると彼が私を呼びました。
「ミキ!おかぁと話して!」
話してって・・どうしよう・・・
と思いながらお母さんの元へ
「すみません・・お世話になります」
から始まっていろいろと話・・
話をしていると思っていたより生活がしやすそうでした。いろいろ話をした後、
「よろしくお願いします」
と言い彼の部屋に戻りました。
「嫁はんと決めて」
と言う彼の声が聞こえてきました。
嫁はんか・・・
この家に住んだら・・ちゃんとした彼の『嫁はん』になれるかなって思いました。
彼の家に引越しするまで後、1週間・・・
大喧嘩しないようにしないとなって思います。