籍を入れようと言われてから、毎日がすごく嬉しくてウキウキしていました。
その次の日もいつものように仕事が終わってから彼にメール
途中、彼が急に電話が
「今から会いに行ってもいい?」
「今から?え?うちに来るの?」
「うん・・ダメか?」
「・・いいけど・・」
「嫌ならいいけど・・」
「嫌じゃないけど、部屋汚いし・・」
「そんなこと気にしないよ」
「じゃあ・・30分したら出てきて!」
そう言い電話を切って即効掃除をしました。
しばらくして彼が来て、楽しい時間を過ごしました。
そして「寝ようか・・」って話になって布団に入りました。
入ったものの・・せまっ(*_*)
「狭くない?」
「ワイは大丈夫・・」
彼はそう言いながら私を抱き寄せました。彼の胸が大きくて私は安心して目を閉じました。
しばらくすると・・彼の気管から異常音が( ̄□ ̄;)
あ~・・喘息もちって言ってたっけ・・苦しくないんかな?
と思いながら眠る彼を見つめ続けました。
その日はあんまり眠れず次の朝早く仕事に出かける彼を見送って終わりました。
次の日、また彼が来ました。
二人でたこ焼きをして食べました。材料を切って粉を混ぜて・・準備をして机の前に座る彼の前におきました。
「後、ヨロシクね」
「ん・・・」
彼は黙々と焼き始めました。今日はビールを飲んでいないからか、幾分テンション低めです(^▽^;)
サラダを作ってふと見ると、我が家のたこ焼き器のはずなのに、まん丸できれいなたこ焼きが焼きあがっていました。
「・・・めちゃくちゃうまくない?( ̄_ ̄ i)」
「昔、たこ焼きやでバイトしてたからな・・」
そう言いながら汗だくでたこ焼きを焼き続ける彼・・
横顔はやっぱり男前だな・・:*:・( ̄∀ ̄)・:*:と思いながらたこ焼きを見つめ続けました。
そしてまた寄り添って眠りました。
彼との毎日はホントに穏やかです。
無理して話さなくてもいいし、無理して着飾ることもしなくてもいい・・
「ミキの素顔のほうがいいな・・化粧してるとキツくみえるぞ・・」
そんなことを言ってくれるのも彼だけなのです。
その次の日、母に挨拶に来ました。母も嬉しそうに笑っていたのです。
ビールを飲んで、カラオケに行って楽しい夜を過ごしました。
次の日も彼は来て・・毎日が幸せでいっぱいでした。
土曜日、仕事が終わった頃、彼が私を迎えにきてくれました。
食事をして小松海岸に行きました。二人で暗い海を見つめて帰ってきました。
かえってから二人でビールを飲んでいると、彼が私を見つめながらボソッと言いました。
「ミキ・・結婚・・しような・・・」
「え?あっ・・もう一回言って!それってこの間、頼んだプロポーズの言葉だよね?」
「・・もう言わんよ・・」
「言ってって!」
そんなことをしていると、同窓会に行っていた母が帰って来ました。
すごく酔っ払っています。
「兄ちゃんがお前の結婚なんて認めないって言ってる」
母が急に言い出しました。
「え?兄ちゃんなんて関係ないし・・」
「関係ないことないだろ?結婚なんて早すぎる・・犬や猫あげるわけじゃないんだから!まだその人のことだってよく分かってないのに・・」
「分かってるよ?分かってるから側にいたいし、結婚だってしたいんやもん!なんで急にそんなこと言い出すん?」
言い合いをしている私たちを彼がなだめました。
「みんなワイのこと・・嫌なんだろ・・」
彼がボソッと言いました。
「ミキ・・ワイ・・ミキが幸せになれるんならいつでも引くぞ・・」
「え?なんでそんなこと言うん?」
さっきまでの私たちが夢だったかのようにすべてが壊れていく気がしました。
私は必死で彼にすがりました。ブライドなんてありません。ただ、彼を失いたくなかったから。
私の母や姉に責められる彼を見ていられませんでした。
「出て行こう・・ねぇ・・・」
私は彼の手を引きました。
「逃げたらあかんよ・・ミキ・・・」
「でも・・・」
そうしている間も母は彼を責めました。
「二階に行こう・・ちょっと話がある・・」
そう言い彼の手を引いて自分の部屋に行きました。下から母が姉に電話かけている声が聞こえてきます。
「私・・別れないから・・」
「ミキ・・・」
「絶対に別れない!」
私は彼に抱きつきました。彼は私の髪を優しく撫でてくれました。そうしていると彼の電話が鳴り出しました。従姉からの電話でした。
「ミキと結婚するってホント?よくもまあそんなことが言えたよね?」
「は?お前になんの関係があるんだよ!ワイ、お前のこと好きって言った事ないよな?」
言い争う彼を見つめていると電話を渡され出ました。
「本気?」
「うん・・本気・・」
「そいつがどんな人間か知ってるん?」
「知ってる!知ってて全部好きだもん」
そう言い電話を切って頭を抱えていると
「ワイんち行こう・・」
彼はそう言い私の手を引きました。
車の中でもずっと彼の手を握り締めていました。
「ほらっ・・いっぱい飲めよ!」
彼は机の上にビールを並べていきました。
「うん・・・」
笑っている私がいました。彼の側にいるだけで幸せなのです。
「明日・・すべて決まるよな・・」
そう言い笑う彼が寂しそうで私は彼に抱きつきました。
「・・好き・・・」
「ワイの方がミキのこと好きやけどな・・」
いつも彼が笑いながら言う台詞です。
「好き・・好きだよ・・愛してるよ・・・」
涙をこらえて必死で言いました。
「ワイも愛してるよ・・・」
彼が耳元で囁きました。
それから飲んで飲んでベロベロになりました。
「おいっ!ミキ!サッカー始まるぞ?」
「は?サッカー・・あ・・見ないと!」
「おい・・寝るなよ!後で文句いう癖に」
彼の声を聞きながら眠りにつきました。
目が覚めると彼の腕の中で寝ていました。眠る彼の髭を触りました。
「おはよ・・ミキ・・・」
「おはよう・・」
「よし・・モーニング食いにいくか!」
モーニングを食べた後、二人でショッピングセンターへ行きました。彼が指輪を買おうといったからです。
「私の指・・太いし・・あっ・・サイズあんまり変わらんし・・」
とブルーになる私の頭をポンポンと叩いて
「そんなこと気にすんなよ・・」
と言ってくれました。なんてかっこいいんだろう・・Y(>_<、)Y
前日の夜といい惚れ直しっぱなしです。
指輪は取り寄せになり納期に2週間かかるといわれました。
メッセージが入ると言われたので入れました。
出会った日と二人の名前・・
「2週間か・・」
伝票を見ながらふと思いました。2週間後、一緒にいるのかなって・・・。
彼もきっとそう思ったはずです。
午後になり、彼のご両親に挨拶に行きました。
「うちの親だけは絶対に味方になってくれから・・心配するなよ・・」
彼が笑いました。そして彼の後ろを歩いて彼のご両親の元へ向かいました。
「あのさ・・ワイ・・籍入れようと思うんだけど・・・いい?」
「・・いいけど・・」
とお父さん・・
「まぁ・・本人がいいって言うなら反対はせんけど・・・」
とお母さん・・・
呆気に取られる私・・・( ̄□ ̄;)
「年上なんだけど・・・」
「年上だろうと子持ちだろうと関係ないだろ?」
「出会って間もないんだけど・・・」
「付き合いが長くてもダメな場合もあるしな・・別にいいんじゃないか?」
やけに聞きわけのいいお父さん・・(*_*)
「それにしても今回はお前・・真剣だな・・・」
「うん・・・」
正座をして話を聞く彼・・・
「な・・オレの言ったとおりだろ?」
部屋に戻ってから彼が笑いました。その笑顔を見た瞬間、今まで心につかえていた物がとれたような気がして心から笑っている私がいました。
その後、ショッピングセンターに母たちが買い物をしているというのを聞き、二人で行きました。
そこで姉と彼も会い話をしました。
「今日は親と帰るね・・」
安心した私は彼にそう言い彼を見送りました。そして家に帰る途中・・彼からメールが・・
『ワイ・・やっぱり引くわ・・」
は?・・どういうこと?さっきまでウキウキしていた気分が一気にブルーです。
母たちが私たちの新婚生活について話してくれているのにうわの空です。
家についてから急いで着替えをバックに詰め、彼の家に向かいました。
家の前から電話をしても出ません。何度もかけました。3回目の電話でやっと出てくれました。
「どこにいるの?」
「ん・・家だけど・・なに?」
「行ってもいい?」
「え?どこにいるの?」
「家の前・・・」
「入って来いよ・・」
ドキドキしながら彼の部屋に入ると彼は布団の中で寝ていました。私は顔を膨らせて彼を睨みました。
「なに?ミキ・・怒ってんのか?」
彼はそう言い私の頬に触れました。私は何も言わず彼を見続けました。
「よし!風呂入って来いよ!」
「は?」
「いいから・・ほらっ・・・」
半ば強引にお風呂に入れられました。
「すげぇ・・嬉しかった・・きてくれてありがとう・・・」
彼は私をギュッと抱きしめてくれました。
「バカッ・・」
「ごめん・・・」
「あれ・・書いてくれたよ・・・」
そこを見ると婚姻届がありました。証人欄にお父さんの名前・・
「後はうちの母親に書いてもらうね」
「うん・・・」
来てよかったと思いました。
「来たら思いを返させる自信あったんだ・・・」
「ほんまか?」
「うん・・・好きだよ・・・」
「ワイの方が好きやけどな・・・」
彼の大きい胸に抱かれていると安心します。
相変わらず喘息のヒューヒューすごいですけど・・・
いけるんかしら?
波乱万丈の一週間でした。
明後日・・何事もなければ入籍します。
あいつ・・逃げないか心配です。