『千年たっても変わらない人間の本質』(山口仲美)。
「日本古典に学ぶ知恵と勇気」。
本文(190頁)の本書は、久々に面白そうなタイトルの本だなあと感じて、注文した一冊。
テーマが古典に題材をとっているというのもあります。
東京の本屋「読書のすすめ」のHPの図書リストから見つけた一冊。
決め手となったのは、本書の紹介文にあった「中庸」というキーワード。
右でもなく左でもなく、中庸に身を置いて、世の中を眺めてみる必要性を昨今の情勢なども含めて、感じていたこともあり、注文したもの。
人間の性というものは、何年たっても変わらないなあ、ということから古典文学への導入を図ろうとする一冊。
章立てが特にないので、目次は割愛します。
気になったところを抜き書きしていきたいと思います。
リーダーは部下を奮いたたせるー『今昔物語集』(5)
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「武士道への始動」
①逃げるのは、子孫までの恥である。
②逃げて情けない姿で生きるより、死を選ぶ。
③恥を雪いでから、死ぬ。
④敵の大将の首は、証拠として必ず取る。
⑤女や子供は討ってはならない。
⑥尊敬している人には、義理を立てる。
武士道は、鎌倉時代以後、本格的に発達していきますが、『今昔物語集』は、その前段階のまだ自由度の高い武士道の萌芽を見せてくれます。
初々しくまだ柔らかくまだ柔らかく実質のある武士道です。
『今昔物語集』は、貴族の時代の後にやってくる武士の時代の先駆けの様相を伝える貴重な作品です。
(P302)
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