『千年たっても変わらない人間の本質』(山口仲美)。
「日本古典に学ぶ知恵と勇気」。
本文(190頁)の本書は、久々に面白そうなタイトルの本だなあと感じて、注文した一冊。
テーマが古典に題材をとっているというのもあります。
東京の本屋「読書のすすめ」のHPの図書リストから見つけた一冊。
決め手となったのは、本書の紹介文にあった「中庸」というキーワード。
右でもなく左でもなく、中庸に身を置いて、世の中を眺めてみる必要性を昨今の情勢なども含めて、感じていたこともあり、注文したもの。
人間の性というものは、何年たっても変わらないなあ、ということから古典文学への導入を図ろうとする一冊。
章立てが特にないので、目次は割愛します。
気になったところを抜き書きしていきたいと思います。
新ジャンルは、どのようにして生まれるのか?ー『枕草子』
ーーーーーーーーー
「いい意味での自己主張は、大切」
清少納言が、随筆という新ジャンルを生み出せたのは、考えてみると、彼女が自分の個性を大切にしたからです。
周りの人々に合わせてものを見たり、周りの人の意見に従っていたりしたら、新ジャンルは生み出せなかった。
周りの人の目を気にすると、新しい題材に着目したり、他の人とは全く違う視点から物をとらえることが制限されてしまうからです。
「私は、これがいいの!」という自己主張をしたからこそ可能になった道です。
何か新しい道を切り開こうと思ったら、いい意味での自己主張が必要なことを、『枕草子』は私たちに教えてくれています。
(P120・121)
ーーーーーーーーーーーー

