『逆のものさし思考2』(清水克衛)。
「ほっといてくれ」。
本文(145頁)の本書は、「読書のすすめ」店主であった故・清水克衛氏の遺書的一冊です。
某日、Facebookにで、その急逝の報に接し、ショックを受けました。
私自身、初めてお目にかかったのは、石川県白山市にある白山比咩神社で朔日参りが土日に重なった時に合わせて行われた「しらやまご縁塾」での講演や書籍販売の時でした。
その後、星稜高等学校の元野球部長であった故・本田実先生とのご縁で金沢歌劇座で行われた青少年育成の講演イベントでも舞台袖でお手伝いさせていただいた時、講演前にお話を伺ったり、講演を拝聴させていただいたりしました。
今でも「読書のすすめ」さんで本を注文すると、清水店長が生前書かれた文面と共に本が送られてきます。
本書は、「読書のすすめ」さんに注文し、入手した一冊。
初めて、お話を伺った時に聞いた「逆のものさし思考」に触れ、「なるほど。その通りだ。」とその考え方に共感し、図書館で借りるとき以外の本の入手は「読書のすすめ」さんがメインになっていきました。
私はその考え方に触れて以来、そして金融機関勤務時代の失敗(ビジネス書偏重による失敗)もあって、小説類からの離脱そして哲学・東洋思想に傾斜していきました。
「逆のものさし思考」といっても、多くの方は「何なの?」となると思います。
全国には清水氏の考えに共感された方が多くいらっしゃいます。
そして、読書会も開催されていたりします。
本書の出版の労をおとりになった、札幌の出版社「エイチエス株式会社」の斉藤専務に感謝の言葉を添えたい。
目次をまず記しておきます。
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第1講・自己信頼
第2講・既知からの事由
第3講・脳はブレーキ 心はアクセル
第4講・一人庶民革命
第5講・捨現同時
第6講・合理的利他主義
第7講・両忘
第8講・内的開化
第9講・悪人になれ
第10講・自己超越
第11講・超リアリズム
最終講・最後の言葉
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気になった部分を抜き書きしておきたい。
第一講・自己信頼
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「「小我」と「真我」」
不安の正体は何かといったら、自己信頼の欠如です。
数学者の岡潔は、人間には二つの心があるといいます。
二つの心というのは「小我」と「真我」。
「第一の心」(小我)は意識の世界で、理性や感情、意欲を司る大脳の前頭葉です。
岡潔は「動物のうちでほんとうに悪いことをするのは人だけです。
・・・・・・この悪の根源はどこにあるのか。
大脳前頭葉。
その主人公が自我」と書いています。
岡潔がいうには、前頭葉っていうのはマイナスのことを考えるようになっているみたいだね。
だから「第一の心」で考えている限り、不安が増していきます。
そうではなく、「第二の心」である「真我」が大事。
「真我」というのはちゃんと自己信頼を持っています。
動物を見てもそうでしょ。
自信のない動物なんていません。
でも人間だけが肥大化した前頭葉を持っているから、ごちゃごちゃ考えてしまう。
「俺には才能がない」とか、「どうせやってもムダ」だとか、脳がブレーキを踏むんです。
(P15・16)
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