【読書日記】『腎臓Lover』(黒田充代) | 「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

稀有な病気をはじめ、人のあまり経験しないことを経験しました。
そんなことを織り込みながら、日ごろの読書を中心に綴っていければと思います。

『腎臓Lover』(黒田充代)。


「まだ眠っている世界線」。

 
 
本文(127頁)の本書は、東京の本屋「読書のすすめ」のHPの図書リストから見つけた一冊。
決め手となったのは、本書の紹介文にあった「中庸」というキーワード。
右でもなく左でもなく、中庸に身を置いて、世の中を眺めてみる必要性を昨今の情勢なども含めて、感じていたこともあり、注文したもの。
 
目次をリストすると、それだけで冗長になるきらいがあるので、本書については目次は割愛します。
まずは、「はじめに」にある一文から、気になったところを少しずつ、記していきたいと思います。
 
予言の行方
ーーーーーーーーー
「予言の行方
 
世のなかの正解はくるくる変わる。
だとしたら、私の中にも自由に変化できる答えがあればそれでいい。
諦めながら信じながら生き抜く真意は、不格好でもバランスを取りながら生き続けていくことだと思う。
世界情勢も自然災害も家族のことも自分自身のことも日々関わる出来事も、諦める感覚と信じる感覚を繰り返していければいい。
若いときと老いたときでは諦められることと信じられることの価値や比率は確実に変わる。
それでもどちらかを失わずに調え生きてゆくなら運命という途方もない気さえしてくる道のりだって、ちょっとずつ自分自身で動かして歩んだ記憶として、いつかやってくるそれぞれの終点に辿り着ける気がしている。
 
(P120・121)
ーーーーーーーーーーーー

(2026・2・19)

 

 

読了)