【読書日記】『腎臓Lover』(黒田充代) | 「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

稀有な病気をはじめ、人のあまり経験しないことを経験しました。
そんなことを織り込みながら、日ごろの読書を中心に綴っていければと思います。

『腎臓Lover』(黒田充代)。


「まだ眠っている世界線」。

 
 
本文(127頁)の本書は、東京の本屋「読書のすすめ」のHPの図書リストから見つけた一冊。
決め手となったのは、本書の紹介文にあった「中庸」というキーワード。
右でもなく左でもなく、中庸に身を置いて、世の中を眺めてみる必要性を昨今の情勢なども含めて、感じていたこともあり、注文したもの。
 
目次をリストすると、それだけで冗長になるきらいがあるので、本書については目次は割愛します。
まずは、「はじめに」にある一文から、気になったところを少しずつ、記していきたいと思います。
 
虫たちの知らせ
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「虫の知らせ」
 
感謝虫に食欲虫や不安虫。
あらためて名前をつけてみると、そこかしこ虫たちは存在している。
年老いてきたから、身体が弱ってきたから、そこに異変が迫っていたから、だから虫たちの囁きに敏感になってしまうの?
虫の知らせといえば、ドキッとさせてそののち暗く重いものが待ち構えている印象が少なからずある。
でもほんとは・・・ずっとずっと前から、なんにも起きそうにない呑気な日常のなかでも、いつも虫たちはふみゃふにゃモニョモニョと変わらず囁き続けているのだろう。
なんでもないときこそ、なんにもないときこそ、そのちいさな囁きに自分を鎮め澄ましてみようと私は思った。
 
(P83)
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(2026・2・19)

 

 

読了)