『法窓夜話』(穂積陳重)。
「法律にまつわる雑談集」。
本文・解説(421頁)は、某資格予備校の講師の方がブログで紹介されていたことや『リーガルベーシス 民法入門(第5版)』(道垣内弘人)のある章に、本書からの引用部分があるのがダメ押しの形で「読もう」という気持ちを後押ししてくれました。
振り返れば、昨年の朝ドラ「虎に翼」の穂高先生のモデルのなった穂積重遠氏の父の陳重氏の著書でもあるというつながりもあるのと、通信課程(法学部法律学科)の3年次編入で、この3月に卒業し、引き続き、通信で科目等履修生で法律を学んでいることもあり、肩の力を抜くというスタンスで読んだことも、読み込んだ一因としてあげられます。
本書の中から、自分なりに気になった部分を抜き書きしておきたいと思います。
本書は、1916年(大正5年)1月に刊行されたものを文庫化されたものです。
「合同反抗」より。
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「合同反抗」
合同反抗は法の威権に対する大敵である。
故に多くの国においては、共謀、同盟、その他合同して不法の行為をなそうとするときは、合同それ自身が独立の罪となり、または加重の原因となるものとしている。
我旧幕時代の「徒党」や、イギリス法のConspiracyの如きものはその例である。
合同反抗は最も力の強いものであることは勿論であるから、立法者が合同反抗を生ずべき法律を作ろうとするには、先ず充分にその反抗を抑圧し、またこれを罰し得る実力と決心とがあるかどうかを考えた上で、その法を定めねばならぬ。
(P301)
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