【読書日記】『感情とはそもそも何なのか』(乾敏郎) | 「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

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稀有な病気をはじめ、人のあまり経験しないことを経験しました。
そんなことを織り込みながら、日ごろの読書を中心に綴っていければと思います。

『感情とはそもそも何なのか』(乾敏郎)。


「現代科学で読み解く感情のしくみと障害」。


 
本文~おわりに(193頁)の本書は、2月に開催された「金澤師魂塾」と「ヒトの教育の会」(福岡)の合同研究会で冨永晃輝医師が「自由エネルギー原理」の説明の中で、参考文献としてあげておられた一冊。
「自由エネルギー原理」を少し深堀りしたいと思い、読み進めた一冊。
数式が多く登場しますが、文系の方は、そのあたりを意識せずに読み進めていただければと思います。
 
目次。
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はじめに
Ⅰ・感情を生み出すしくみ
Ⅱ・感情と推論のしくみ
Ⅲ・感情障害のしくみ
Ⅳ・自由エネルギー原理による感情・知覚・運動の理解
付録 ヘルムホルツ小史
pointのまとめ
further studyのまとめ
文献
おわりに
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十分咀嚼しているかといえば、心もとないところもありますし、読了してからかなりの時間も経過しているので、気になったところをいくつか拾って書き記しておきたいと思います。
 
Ⅱ・「感情と推論のしくみ」より。
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「運動するときは、自動的にその結果を予測している」
 
大脳の運動皮質が運動指令信号が出ると同時に、どのような感覚信号が送ってくるかを脳は予測する。
このような運動皮質から出る予測信号を遠心性コピーとよぶが、後部頭頂皮質で、実際に返ってくる感覚フィードバックとこの予測信号である遠心性コピーが比較される。
そこで大きな誤差が小さければ、われわれはその運動に対してはほとんど無関心である。
ここで重要なことは、脳は運動をするとき、その運動の結果を予想しているということである。
 
(P46)
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