【読書日記】『悩みを笑い飛ばす力』(枡野俊明) | 「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

稀有な病気をはじめ、人のあまり経験しないことを経験しました。
そんなことを織り込みながら、日ごろの読書を中心に綴っていければと思います。

【読書日記】『悩みを笑い飛ばす力』(枡野俊明)。

 
「一休さんの禅的思考」。

 

本書(本文207頁)は、「読書のすすめ」さんのおすすめの一冊として拝読した一冊。

 

まず、本書の構成をリストしておきたいと思います。

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はじめに

1・心配するな、大丈夫、なんとかなる

2・今この瞬間を生き切る

3・あるがままの自分を受け入れる

4・悩み苦しむからこそ人間なんだ

5・あえて魔界に分け入る生き方もある

6・死ぬときはポックリ逝こう

おわりに

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本書の中で気になった部分を順次取り上げていきたいと思います。

 

今回は、4・「悩み苦しむからこそ人間なんだ」から。

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「人それぞれ向かう道筋は違うのだ」

 

分け登る麓の道は多けれど

     同じ高嶺の月をこそ見れ  『一休骸骨』

 

<中略>

もちろんこれは一休さんの歌ですから、山登りが主題ではなく、この月は悟りのことを言っているのです。

どの道を通っても、いつかは頂上にたどり着いて悟りを開くことができる、というのがその趣旨です。

富士山でいえば、御殿場ルートもあれば、須走ルートもある。

吉田ルート、富士宮ルートもあって、どのルートで登っても悟りに至る先は山頂です。

それと同じように、100人いれば100人、悟りに至る道筋は皆んな違うのです。

 

(P133・134)

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(2024・4・5読了)