【読書日記】『人間観の覚醒』(芳村思風) | 「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

稀有な病気をはじめ、人のあまり経験しないことを経験しました。
そんなことを織り込みながら、日ごろの読書を中心に綴っていければと思います。

『人間観の覚醒』(芳村思風)。

 
「生き方の変革」。
 

 

本書(本文269頁)は「芳村思風 感性論哲学シリーズ」の中の一冊。

もともとは平成13年に『人間観の革正』として刊行されたものを復刻改訂し、新装改訂して出版した一冊。

 

早々に読まねばと思っていたリハビリ病院に入院中から、2年の歳月は経ったが今回、運よく拝読できた一冊。

 

まず、本書の構成をリストしておきたい。

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はじめに

1・脱近代の理念

2・脱近代の人間性

3・感性の本質と構造と働き

4・感性が精神と肉体を創造する

5・感性と宇宙

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その本文の中から、いくつか自分の琴線に触れたものを中心に抜き書きし、ご紹介していければ、と思います。

 

今回は1・「脱近代の理念」から「数万年単位で起っている三つの変化」。

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「地球社会から宇宙時代への変化」

 

地球時代からの変化です。

二十世紀になるまで、人類は地球から宇宙を見るという視線しか持っていませんでした。

しかし、二十世紀になるまで、人類は地球から宇宙を見るという視線しか持っていませんでした。

しかし、二十世紀におけるロケット技術の進歩によって、人類は宇宙から地球を見るというまったく新しい視点を持つことができるようになりました。

<中略>

地球から宇宙を見るのではなくて、宇宙から地球を見ることによって、初めて「地球は一つ」という意識が人類共通のものとなりました。

それがわれわれの生き方や仕事の仕方にも革命的な影響を及ぼしてくるということです。

 

(P21・22)

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(2024・2・16読了)