【読書日記】『田中角栄名言集』(小林吉弥)。
「仕事と人生の極意」。
本書(本文249頁)は数多ある名言集で、かつ類書が多く刊行されている田名角栄氏の名言集を探す中で、いろいろな個人的な事情の中で、これだ、と決めて拝読した一冊。
隣の県である新潟県選出の代議士。
その影響力などを考えると、一度は触れておきたかったというのが、動機としてあります。
小林吉弥氏が著されてものであるから、まあそれほど間違いはないであろうというのもありました。
就寝前の時間を使いながら、読み進めた一冊。
まず、本書の構成を示しておきたいと思います。
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「人間力」が問われる時代が来る
1・なぜ、人は動くのか<「壮絶「気配り」編>
2・人に好かれる極意<目指せ「人間学博士」編>
3・リーダーシップの磨き方<「発想の転換」編>
4・部下を育てる<「人材育成」鉄則編>
5・田中角栄もビックリ!圧巻の「処世名人」列伝
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本書の中から、気になったところなどを中心に抜き書きしておきたいと思います。
今回は1・「なぜ、人は動くのか」から。
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「人と会うのが醍醐味になってこそ本物である」
「若いときに身を粉にすることを苦にするようでは、とても後々の成功を手に入れることができるわけがない。人と会うのが面倒では、そうした意味での成長もない。書物などが教えてくれるのは、人生の1次方程式にすぎない。その先の2次方程式こそ、人生そのものだ。それは人に揉まれてこそ、初めて解けるようになっている、分かるか」
(P69~71)
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(2024・2・16読了)