『福田恆存の言葉ー処世術から宗教まで』(福田恆存)。
「日本に喝!」。
本書(本文221頁)は、以前、貪るように読んでいた福田恆存氏のものが何かないかと久々に探していた時、偶然、目に留まった一冊。
まず、本書の構成をリストしておきたいと思います。
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はじめに
1・処世の技術
2・近代化の逆説
3・状況を読む
4・精神の近代化
5・言葉という道具
6・己とは何か
7・強者と弱者
8・神は理解できるか
あとがき
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本書の「はじめに」の浜崎洋介氏、「あとがき」に福田透氏が付属しています。
今回は、4・「言葉という道具」から。
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「アリストテレスの技術観」
手練手管の問題というふうに、技術の問題に私は直したと言いましたが、アリストテレスが言ったのと似ているなと思ったところが何か所かあったんです―アリストテレスの技術観というのは、まずアリストテレスがどういうことを考えていたかというと、アリストテレスという人は、自然を技術家と考えたんです。
(P136・137)
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(2024・5・27読了)