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「そば屋さのあんちゃん、息災け?」

稀有な病気をはじめ、人のあまり経験しないことを経験しました。
そんなことを織り込みながら、日ごろの読書を中心に綴っていければと思います。

『嶋田先生 親の介護ってどうすればいいんですか?』(嶋田一郎)。

 

「いつか訪れる最後の日を笑顔で迎えられるように」。

 

 
本文(191頁)の本書は、実家の母のことを考えるとクリアしないといけない問題から目に留まった一冊です。
 
これまで、何冊もリハビリ、痴呆症や介護にまつわる本を手に取ってきました。
本書は新書であり、負担を感ずることなく、実際に現場で介護と向き合っておられる医師・嶋田一郎氏による一冊。
やはり現場に関わっておられる方の一言は「重いなあ」と感じました。
私自身、前職の関係そして自分自身が中途障がい者ということもあり、なかなかすぐに実家へ入るということができないという状況もあります。
同じ様な悩みを抱えていらっしゃる方もいらっしゃるかと思います。
少しは参考になる一冊ではないかと思料します。
 
目次をまず記しておきます。
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はじめに
1・介護は突然やってくる!
2・元気な親の”老いのサイン”を見逃さない!
3・いざというとき慌てないために!
4・意思疎通が難しくなる前に!
5・親子二人三脚で歩んだからこそ笑顔で最期を迎えられる!
おわりに
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気になった部分を抜き書きしておきたい。
 
4・意思疎通が難しくなる前に!
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「家族が考える「終末期」を明確にしておこう」
 

「終末期」という言葉は、死を迎えるまでの期間を指します。

<中略>

実のところ「終末期」は、本人や家族によって状況がまったく異なります。

「終末期」を決めるのは本人と家族であり、人の数だけ「終末期」が存在します。

どういうことかというと、意思疎通ができなくても、治療や医療機器のサポートを最大限に施して本人が生き続けたい、家族が生きていてほしいと思い、医療機器につながれてでも生き続ける選択をすれば、「終末期」ではなくなります。

逆に、治療や医療機器のサポートを受ければ死を遠ざけることができても、それらを一切行わず自然に任せて死を受け入れる選択を本人や家族がすれば、「終末期」を抑えたことになります。

 

(P120・121)

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