好きな感覚を求めて -13ページ目

かたっぽ。

我が子は靴下が嫌いなのか、両足をスリスリして靴下を脱いでしまう。まだ何もできない赤ちゃんのくせに、愛想と靴下を脱ぐことだけはこの街一の赤ちゃんかもしれない。もぉ、と言いながら冷たい足に毎日何十とはかせている。早く夏が来ないかなぁ。

そしておんぶをして外に出ると、いつの間にか靴下が脱げている。いつもかたっぽ。歩いた道をもう一度練り歩いて見つけたときはホッとするが、毎回とはいかない。昨日は3つ目の紛失となってしまった。おんぶは足が死角に入る。気にしているときは大抵大丈夫なんだけどね。

新しく買ったって3足で数百円なんだけど。そうじゃない。お兄ちゃんの思い出も詰まった(私が)お気に入りの靴下。先日知り合いのママさんに、お兄ちゃんもこれ履いてたよね!? と言われたときは何だかすごく嬉しくなった。

かたっぽになってしまった靴下が3つ…
どうしようか。

ふと。

この時期は卒業式だ お別れ会だ とかがあったりするけど、私も息子と一つ参加した。主催者の最後のお話や絵本の読み聞かせがあって、小さい子を持つ母親の集まりということもあり、内容が生まれてきてくれてありがとうといった内容だった。その言葉に涙ぐむママさんもいたりして、でも私は他に気になることがあったからか、それはよくわからないけど、全然じんとこなかったんだ。自分は涙もろい方だと思っていたけれど、そう言えばそれも昔のことか?と、それはどうでもいいけど。一生懸命子育てしてきたつもりだが、矛盾を感じて何だか涙しているママさんを見てむなしくなった。やはり母親として上手くできてないと思うところもたくさんあって、明日こそはもっとと思いながら進んだような、後退したような、の毎日だ。

数日前、息子がまだ上手く言葉を話せなかったときのことを急に思い出した。彼はまだ大好きな『牛乳』が上手く言えず、赤ちゃん独特の言葉を口にしていた。すごく懐かしくなって、息子に昔はこんなだったんだよ。なんて話しをしていると、じわっと勝手に涙がにじんできた。びっくりだ。そんなことだけど、忙しない毎日に彼の成長をゆっくり感じてる暇もなくきてしまったのか。とにかく懐かしくて、もうこんなに年月が経ったのかという驚きも今さらあって。自分で「むかし、牛乳のことこうやっていってたんだよ~」なんて一丁前に言う息子を見て笑いながら、子育ては噛み締めていかないと一瞬だ と感じた。

成長したといってもまだまだ幼い息子は宇宙語をしゃべっていたりする。かと思えば、笑いを誘うような言動をとったりして。こんなこともできるようになったんだと嬉しくなった。

そういう喜びを見逃してしまうような生活にならないようにはしていきたいが。

そう簡単にはいかない かな。


ヨシタケさん。

子どもが生まれてから、20時以降に放送されるテレビ番組はほとんど見なくなったので、今日は本当に久しぶりに世界一受けたい授業を見ました。
小学生が選ぶ本総選挙 だったかな?そこにヨシタケシンスケさんの絵本が4冊も入っていました!ヨシタケさんは絵本作家であり、イラストレーターでもあります。
私が彼の絵本に出会ったきっかけは、小児科の本棚で見かけたこと。思わず手に取りたくなる愛らしい画風。キャラクターはクスッと笑いたくなるフォルムや表情をしています。
そこから私はヨシタケさんの絵本のとりこ。家には5冊くらいしかありませんが、出掛け先に本棚があればヨシタケさんの絵本はないかなぁと探してしまいます。イラストレーターでもあるので、挿し絵なんかもよく見かけます。
彼の絵本は大人も楽しめる絵本?大人「が」楽しめる絵本だと思っていましたが、小学生にも大人気なんですね。子どもがもう少し大きくなったらぜひ読ませたい作家さんです。
あと新米パパさんにおすすめなのが、ヨチヨチ父。私は父の日に旦那にプレゼントしました。同じ体験をした旦那はクスクス笑い、私はわかるわ~と共感しまくり。なかなか面白いです。
またコツコツと絵本をためていきたいと思います!