悲しい出産 | そらいろ

そらいろ

23w5dで第一子がお空にかえりました。
その後2021年6月に元気な男の子を出産しました!
マイホーム購入後パパの単身赴任が終わり春からワンオペ育児から3人暮らしスタート‼︎
2024年1月女の子を出産し4人家族に♡
発達グレーな息子に悩みながら育児奮闘中です!




痛みの感じが変わってきた。





なんて言ったらいいんだろう?


トイレに行きたいようなお腹の痛みだけど出る感じもなくて(汚い話ですいません笑)














中からバルーンが膨らんできたシューッと音も感じた。





ここで旦那さんがナースコールハッ





旦那さん「何だか痛みが変わってきたみたいなんですけど…」




そう伝えるとすぐに助産師さん到着DASH!








悶絶しながらわたしは


「バルーンが出てきたかも…」





そう伝えると助産師さんはわたしの股の下を覗き込んですぐ先生に連絡スマホ








もうこの時感覚もなくずっと痛かった…えーん








先生が到着するとすぐ内診。






「こりゃ限界だわ」










そのまま車椅子で処置室へ。








行く前にバルーンを抜いたら大出血ゲッソリ







床も汚してしまって申し訳なかったタラー









分娩台に乗ったら先生が手袋をはめて子宮の中で手を動かしてた。






痛いし下で何が起きてるのかもわからないし赤ちゃんが出てくるのかとか不安と悲しいの


いろんな感情が入り混じって涙が流れた。







これが、罰なんだろうな…













次の瞬間生暖かい血のような水が凄い勢いで噴出したのを感じた。






血と一緒に何かが出た瞬間









「あ…」








赤ちゃんが出たとわかった。








寒くて寂しくて苦しくて




産声も聞けずに静かな出産。






わたしの涙と鼻をすする音だけが響いてた。




こんな残酷な事があっていいのか…










先生がお腹をぐっと押すとたくさんの残った羊水と血と一緒に胎盤を出した。




同じ死産した方達のブログを眠れなかった前日に読んでてこの処置も痛いと書いてあったので覚悟していたけど幸い痛みは感じなかった。


助産師さんが血まみれになったシートを片付けたり拭いたりしてくれた。








「よく頑張ったね…もう終わったんだよ」







そう言われて


「終わったんだ…わたし出産したんだ。」





そう思うとまた涙が出た。









しばらくして別の助産師さんが赤ちゃんを連れてきてくれた。









見た瞬間たくさんの涙が溢れて声に出して泣いた。






今まで生きてきた人生でこんなに辛いと思ったことはなかった。









ごめんなさい。




ちゃんと、元気に産んであげられなくてごめんなさい。








赤ちゃんは足はもう吸収が始まったからか形がなかった。





でもちゃんと指もあって目も可愛くて





可愛い可愛い赤ちゃんでした。






小さい鼻はわたしに似てたのかな…?




こんな子がわたしのお腹でずっと一緒だったんだね…



23週間もずーっと一緒に生きてきたんだね。











「お腹の中に来てくれてありがとう。」







心からそう思った。








しばらくして旦那さんと一緒に父と母が到着。



今日は産まれないと聞いて帰ったので驚いてた。





今思うと先生も翌日になると言っていたのに
その一時間もしないうちに急変して出産になったのも



この子がわたしを早く楽にしてくれようとしたからなのかな?




偶然かもしれないけど、そう思ってます。





つわりも軽かったし9時間で産まれてきてくれた。



お腹の中にいる時から優しくて、ママ想いな子だなって思ったらまた泣けてきました。







母は駆けつけるとわたしの手を握って泣いてた。
















わたしも呆然として天井を見たまま涙が止まらなかった。









出産は産むまで安心できない事。



当たり前なんてない事。






そして今回こうして自分が体験した事で初めて思った。






「わたしを健康に産んでくれてありがとう」







あとから母に伝えた。














産まれてくるって本当に奇跡です。