予定の8時の15分前くらいに到着。
バッグに付けてきたマタニティマーク
「もうわたしはここを次出る頃妊婦じゃなくなるんだな…」
そう思うと悲しかった。
待合で待たされて内診に呼ばれる。
この時
「もしかしたら…赤ちゃん生きてたりしないかな?!」
そう思ってしまいました。
やっぱりエコーを診ると昨日のまま…
また涙がこみ上げて来る。
準備が出来たら2階に案内された。
本当だったら予定日を迎えて楽しみにしながら入院しにきてたはずの病室。
病因の配慮からか一番端っこの部屋だった。
本当にホテルみたいな部屋でびっくりした
どうりで入院費用高いわけだ…笑
入院2泊3日で50万ちょっとでした。
出産一時金で42万が直接支払制度で支払われるため出た分のみの支払いでしたが。
高くないですか?
こんなもんなのかな〜
赤ちゃんと一緒に帰れないのになんか悲しいです…
部屋について病院の服に着替えてしばらくすると処置へ呼ばれた。
案内されたのは手術室と書いてある部屋。
中に入ると冷房が効きすぎて寒い
だだっ広い部屋の真ん中に分娩台のような台。
足を広げて台に乗せた。
バルーンという風船のように膨らむものを中に入れて陣痛促進剤を使って赤ちゃんを出すとの事。
これから何されるかわからない恐怖と
この寒くて寂しい部屋で足もガクガク震える。
助産師さんがわたしの震える足にずっと手を添えてくれてた。
処置自体は痛くなかった。
思わず「怖い…」と声が漏れた泣きそうになるわたしを気遣って
「怖いよね。点滴入れるんだけどお部屋でやろうか?」
と部屋まで連れてってくれた。
手首に点滴を入れる。
促進剤は一度に入れすぎると子宮破裂の恐れがあるから少しずつ様子を見ながら入れていきます。と説明があった。
横になって陣痛が来るのを待つ。
怖いとか痛いとかがなんだ。
そらは生きて産まれてこれないのに。
わたしがちゃんと産んであげなきゃ。
これはわたしにしか出来ない事だから。
そう思いながら涙が流れた。
しばらくしてお昼ご飯が運ばれてきた。
すごい豪華で普通に入院してきたらテンション上がるんだろうなって思った
肉があるのに魚もある(笑)
でも考えてみたら出産は体力いるもんね。
そしてその後の母乳のために栄養もいるからこんなメニューなんだろうなって思った。
それを考えたらまた悲しいけど
フルーツくらいしか食べる気が起きなくて残りは旦那さんに食べてもらった。
寝て陣痛を待つ間
考えないようにって思いながらも勝手に出てくる涙。
そらくん。
ごめんね。
30分おきに助産師さんが見に来てくれるけどなかなか張りも感じず。
点滴してるからかやたらトイレが近い!!
何リットル出たんだろうか
母も来てくれて色々話を聞いてくれた。
16時ごろにようやく生理痛のような痛みを感じ始めた。
助産師さんに「何分間隔とかわかる?」
と言われたけどいまいちわからなかった。
促進剤は120。
ここでもうこれ以上上げないと言われた。
そしてこの後だんだん強い痛みを感じるようになり
先生が見に来てくれた。
グリグリされて険しい顔になってるの見て
「あ、まだまだなんだな。」
と思った。
2回目診に来てくれた時には我慢できない痛みで丸まってた。
助産師さんが股の間に長いクッションを挟んでくれてやたら多いクッションはこのためか?と思った。
またグリグリされるも微妙な顔をされた
「これは今日は来ないと思う。後一時間したら点滴やめて明日また違う方法でやりましょう。」
終わり??今日は出ないの??
そしてこんな痛いのに明日はさらにどういう事をされるの??
と終わりの見えない状況に気が遠くなった。
母にも帰ってもらった直後だった。
腰の割れそうな痛み。
また強くなった。
テニスボールが欲しいってこういうことか…
そして腰を押してもらうけど場所が違うと逆に痛い!!
よくこれで旦那さんにそこじゃない!って怒るって聞くけどなるほどと思った
痛みを逃したくて体勢を変えるけど全く変わらない。
自分は痛みに強いという変な自信があったんだけど痛い痛いと声に出る。
助産師さんの押してくれるところは本当に見事に痛みが和らいだ。
やっぱり凄いなぁ…
痛みの感覚が無くなってきた瞬間、
何か違う痛みに変わった。
何かおかしい!!!!