ある論文 | 悪足掻きの集大成

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子宮頸癌Ⅰb-1期をconizationで乗り切る記録

病院に勤めていたら、少しアンテナを伸ばすと情報が手に入る。

ある日、ドクターの机に無造作に置かれている本が目に留まった。
遺伝子絡みの学会雑誌。

表紙のトピック。
【子宮上皮内癌手術の~】

詳細なタイトルは忘れたのだけれど、2ヶ月に渡って子宮ガンにまつわる題材で書かれていた。

HPVのことやら、術後の妊孕性のことやら。

わたしの場合。
進行ガンⅠb-1期ではあるが上皮内ガンというひとつ前の段階の手術で済ませている。
経膣で取れる必要な範囲だけの切除。
病理組織結果を見るに、深度は浅いものの広範囲。
それを取り残すことなくギリギリで取るというのは、
上皮内ガンの症例よりも広範囲に切除していることになる。

論文ではLEEPなら、コールドメスなら、レーザーなら。。。
と手術手技により術後の妊娠率に有意差が出るか否かの比較をしていた。

仮に妊娠したとしても、流産や早産の率が上がることなど一般的に知られているような内容もあって。
知ってはいるし、理解もしているのだけれど。。。
こう。
活字となりデータとなって目の前にあると、複雑な心境。

その中に気になる一文もある。

子宮内遠隔転移とハイリスクHPV。

有り得るガクリ
次の受診で訊いてみよう。