先日中学高校時代の同窓会の幹事会があり、約30年ぶりくらいに母校へ。

学校もすごく懐かしかったけれど、先日台湾で忠烈祠に行ってきたこともあり、

毎日近くまで通っていたのにあまり行ったことのなかった靖国神社でお参りしてきました。

 

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台湾旅行記を一気に最後まで。

台湾高速鉄道で台中から戻り、P。はそのまま空港へ。

父母と私の3人は、3泊目のホテル・ロイヤル・ニッコー台北にチェックイン。

便利な目抜き通りの中山北路に近いこと、3人使用のコネクティングルームがあったこと、

高齢の父母が一緒なので何かあった時に日系のホテルが安心だということで

セレクトしたホテル。

 

 

台北ベストギフト賞に選ばれたという、ホテルオリジナルのマカデミアナッツヌガーが

とっても美味しかった!もっと買ってくるべきだった。。

 

荷物を置いて散策開始。

 

 

 

ホテルの通りを挟んたところにある 台北之家

旧アメリカ大使館の洋館をリノベーションした建物で、中はお洒落なカフェや雑貨ショップ。

 

 

新光三越の地下にある鼎泰豊で遅めのランチ。

本店よりはまだこちらの方が行列は少なかったけれど、約1時間弱待って、

台湾に来て3日目でようやく本場の小龍包を食べることが出来ました。

ニューヨークタイムズの世界10大レストランにも選ばれたことのある鼎泰豊の小籠包、

やっぱり美味しかったです♪

ただここの牛肉麺は美味しくなかった。。

 

この日は日曜日だったのでどこも混みこみ・・

その後私は一人で歩いて赤峰街へ。

バイクの部品街で町工場の並ぶローカルな一帯だったのが、

リノベーション系の雑貨ショップやカフェが続々と誕生している今注目のエリア。

 


 


 

 

スマホを見ながらうろうろしている若者たちがいっぱい。今どきの景色ですね。

台湾雑貨を色々買おうと思っていたのですが、好みのものが見つかる前に

歩き疲れてしまい(スマホを見ても道に迷う方向音痴なので)、お洒落なカフェにも

なんだか1人では入り損ねてしまって、くたくたになって一度ホテルへ。

そうそう!こんな疲れを取るために台湾マッサージに行かなくちゃ・・と

ホテルに近くてすぐに施術してくれるお薦めのところをコンシェルジェで予約してもらいました。

 

 

徒歩2分、行ってみると、隣の人との空間もなければ、着替えるところもただカーテンを

引くのみの優雅さのかけらもないところ。

本当にここでいいのだろうか?と思いながら、怪しげなおじさんに始めてもらったら・・

なんとものすごく気持ちがいい!

台湾の足裏マッサージは痛いと聞いていましたが、全く痛くない。

日本人率80%とのことなので、日本人の好みがわかっているからか。

踵から膝まで丁寧に揉み解してくれて、本当に足が楽になりました。

追加で角質取りもお願いしたら、ものすごい早業でつるっつるの足に♪

 

これは父母も体験した方がいいなと思い、もう寝る用意をしていた父母を連れて行きました。

足が痛くて苦しんでいた母も、これで明日も歩けるわと喜び、

私もただ待っているだけではもったいないので、全身マッサージまでしてもらって大満足。

安いわ気持ちいいわで、このマッサージの為にまた台湾に来る!と思ったほど。

 

そして最終日。

この日は、初日と同じガイドの徐さんと再び一緒に行動です。

台湾に詳しい知人から、故宮博物館を見なくてもこれは見て!と勧められたのが

忠烈祠の衛兵交替式

中華民国兵士の英霊を祀る祠で、毎正時に行われる衛兵交代式は必見だとか。

 


 

 

陸海軍から選ばれた若き精鋭たちの、一糸乱れぬ機械仕掛けのような動き、

響き渡る軍靴の音、銃剣をバトンのように回すセレモニーもありました。

一度祠に入ってから、また同じ道を戻ってきます。

私達観光客もぞろぞろとそのあとを付いて行きました。

 

 

 

1時間このまま微動だにしないで直立不動で立ち続ける衛兵さん。

大変そうですが、この任務に就くことが出来るのはとても名誉なことだとか。

日本もこうやって御国の為に亡くなった方々を祀るべきだな~と父。

 

そして最後は、歴史好きには台湾最大の見どころ 国立故宮博物院

フランスのルーブル、アメリカのメトロポリタン、ロシアのエルミタージュと並ぶ

世界四大博物館の一つ。およそ70万点以上の膨大な収蔵品があると言われています。

 

 

【翆玉白菜】

翡翠の原石を用いて作られた全長19cmの小さな白菜。

緑の葉先にはキリギリスとイナゴが彫られていて、子孫繁栄を意味しています。

実はこの白菜、3年前に日本の上野の国立博物館に来た時に見に行ったことがあるので

3年ぶりの再会でした。(記事はこちら

あの時は止まってはいけないのでゆっくり見ることが出来ませんでしたが、こちらでは

混んでいるとはいえ、好きなだけじっくり見ることが出来ました。

小さいけれどとっても綺麗。

手前にもっと小さい「翆玉小白菜」というのもあって可愛かったです。

 

【翠玉白菜】と共に故宮博物院の二大文物とされている角煮こと【肉形石】は

南院に行っていて今回も見られず。

 

混んでいるし時間はないし、膨大な収蔵物なので、ガイドの徐さんに急ぎ足で

他にいくつか説明をしながら案内してもらいました。

その中でもほんの一部だけ御紹介。

 

 

中国では、【玉(ぎょく)/主に翡翠】信仰がとても大きく、【玉】を所持することは

徳性と品性を象徴したそうです。

 

清朝 【紅・白玉 髄筆洗】【黄玉 髄三蓮章】

一つの石から、その材質の持つ色合いの変化を巧みに利用して、一つのつなぎもなく

掘り出していくというのが素晴らしい技術。

 

(一番右側)人が亡くなった時、死者と共に埋葬した玉たち

目や鼻、そして口には蝉の形の玉を入れ、手には家族であり、財と富を握るということで

豚を握らせて埋葬したそうです。
 

 

清朝 翡翠の屏風
48枚の翡翠から成り、両面の彫りが全く同じで表裏がないのは大変な技術を要するとか。

昭和天皇所有でしたが、終戦後、台湾にお返ししたそうです。

 

 

唐時代 三彩天王像  

佐藤栄作元首相が、蒋介石元総統の誕生日に贈ったもの。

元首相の元に合ったそうですが、没後奥様が博物院に寄贈されたそうです。

これは等身大以上のかなり大きな作品でした。

 

最後は、故宮の中のレストラン 故宮晶華で最後の小龍包を頂き、

14時半の飛行機で台北松山空港から、約3時間で羽田へ戻りました。

 

今回私は初台湾でしたが、台湾に行かれた方がみんな台湾はいい!っていうのが

よくわかりました。

食事がみんな美味しく、気持ちのいいマッサージはとっても安いし、

なにより親日の国なので海外にいても安心感があるというのは今の時代大きいですね。

 

また日本が大好きで、30回以上日本に行っているというガイドの徐さんと

いろいろお話出来たのもよかったです。

台北市内では電線が地中に埋まっているとか、信号ではあと何秒の表示が出るとか、

土地が少ないから厳重に駐車禁止を取り締まるためとはいえ、カメラが至るところに

取付けられていて、住民たちが怒っているとか、台湾料理と中国料理の違いとか、

台湾と日本の関係とか。。いろいろ。。

 

東日本大震災の時には、どの国よりも多額の義援金を送って下さっていたのに、

現在日本とは正式な国交がないというのはどうかなと思いますが。

 

今回、台北グルメの小籠包、マンゴーかき氷、タピオカミルクティー、牛肉麺、台湾茶、

琲骨弁当は一応トライ出来たので、次回もしチャンスがあれば、

もっとたくさんの茶芸館やリノベカフェ、雑貨ショップを巡り、

今人気の台南や墾丁にも行って、海を見て、台南小吃を食べに行ってみたいです。

あ ラルーにもいつか泊まってみたいな~♪

 

 

備忘録メモ

・微熱山丘のパイナップルケーキ

・胡椒餅

・金魚ティーバック

・太魯閣峡谷

・台湾には現在政府認定の民族だけでも16の原住民が暮らしている