新宿の隣に、時空の歪みがある。
みなさん、「東中野」という駅をご存知でしょうか。
中央線で新宿のすぐ隣。位置的には超エリート。なのに、なぜか漂う「おばあちゃんの家」のような安心感。
今回は、一度足を踏み入れると抜け出せない、この街の「底なしの魅力」を勝手にご紹介します。
1. 映画好きの聖地「ポレポレ東中野」
まず、この街を語る上で外せないのが『ポレポレ東中野』です。
名前からして「ポレポレ(スワヒリ語でゆっくり)」ですが、上映ラインナップは全然ゆっくりしていません。
特徴: 攻めすぎているドキュメンタリー映画の宝庫。
あるある: 観終わった後、あまりの衝撃に駅前の「おにぎり屋」で無言でおにぎりを噛み締めることになる。
ここで映画を観ている自分、なんだかすごく「丁寧な暮らし」をしている錯覚に陥れます。
2. 「ムーンロード」という名の昭和ワープゾーン
駅の目の前にある飲食店街「ムーンロード」。
一歩足を踏み入れれば、そこは令和ではなく昭和40年代です。
細すぎる路地。
絶妙に低い天井。
「これ、現役の建物?」と二度見したくなるスナック。
ここで飲んでいると、隣の席の知らないおじいちゃんから人生の教訓(だいたい酒の失敗談)を授かることができます。
3. 日本一(?)カオスな「大盛軒」
東中野のソウルフードといえば、ここ。鉄板焼の『大盛軒(たいせいけん)』。
ここの看板メニュー「鉄板麺」は、もはや様式美です。
鉄板麺の戦い方:
ジュージュー鳴り響く鉄板に生卵を叩き込む。
すかさずタバスコを振りかける(なぜかタバスコが合う)。白米とラーメンという「炭水化物×炭水化物」の暴力に身を委ねる。
食べ終わった後の背徳感と満足感は、サウナの「整い」に近いものがあります。
4. なぜか「落合」と「中野」に挟まれてアイデンティティが迷子
東中野民はよく言います。「中野ほど騒がしくないし、新宿まで歩けるし」と。
この「ちょうどいい地味さ」こそが最大の武器。
オシャレなカフェ(神乃珈琲など)もあれば、ライフとサミットが激突するスーパー激戦区でもある。生活水準が高いのか低いのか分からなくなるところが、最高に人間臭くて良いのです。
結論:東中野は「実家」である。
キラキラした都会に疲れたら、ぜひ東中野へ。
ここには、着古したスウェットで歩いても許されるような、懐の深い「ゆるさ」があります。
ただし注意してください。
一度この街に住むと、「新宿に出るのすら面倒くさい(東中野で完結するから)」という、究極の出不精モンスターが誕生します。
この記事が面白いと思ったら、ぜひ東中野の「ムーンロード」で僕と握手!!
東中野を深く知る人なら「あ〜、わかる!」と膝を打つ、ぴったりの「東中野あるある」をまとめました。
ちょっとマニアックで、愛着の湧くポイントを厳選しています。
【保存版】東中野に住む・通うと必ず直面する「10の真実」
🎁「ライフ」と「サミット」の二大巨頭に人生を支配される
駅を挟んで君臨するライフとサミット。
「今日はポイント3倍だからサミット」「深夜だからライフ」と、もはや自分の意志ではなく、スーパーのチラシによって一日の動線が決まります。
🎁「中野」とひと括りにされると、ちょっとだけ抵抗がある
「中野に住んでるんだ?」と聞かれると、「……うん、まぁ、東中野だけどね」と、食い気味に「東」を強調してしまいます。あの独特の落ち着きは、本家(?)中野にはない誇りなのです。
🎁「ムーンロード」の入り口で、一瞬だけ異世界転生を覚悟する
あの細い路地。昼間でもちょっと薄暗いあの空間。「ここを通ったら昭和に飛ばされるんじゃないか?」というスリルと、漂う出汁や酒の香りに、抗いようのない引力を感じます。
🎁総武線の「開かずの踏切」で精神が鍛えられる
山手通り沿いのあの踏切。
急いでいる時に限って閉まる。そして、開いたと思ったら反対側からすぐ来る。「まぁ、東中野だしな……」と諦めることで、仏のような忍耐力が身につきます。
🎁映画を観た後、感想を語る場所が多すぎて迷う
「ポレポレ東中野」で難解なドキュメンタリーを観た後。
オシャレなカフェで語るか、ガード下の赤提灯で飲みながら語るか。選択肢の振り幅が広すぎて、結局駅前のベンチでぼーっとするのが定番。
🎁「大盛軒」の鉄板の音で、空腹のスイッチが強制起動
駅を出て、どこからともなく聞こえる「ジュワーッ」という重低音。
あれを聞いてしまったら最後。ダイエットの決意は、湯気と共に消えてなくなります。
🎁 神田川の桜が、実は「中野の秘密兵器」だと思っている
春、中野通り(サンプラザ側)が激混みする中、「本当の贅沢は神田川沿いの桜並木だよな」と、静かに花見を楽しむ東中野民の優越感。
🎁 落合駅(東西線)まで歩けることが、最大のステータス
「実は東西線も使えるから」というパワーワード。
これがあるおかげで、中央線が止まっても「フッ、私には落合がある」と余裕の表情でいられます。
🎁芸能人を時々見かけるが、誰も騒がない
東中野の住人は基本「干渉しない」スタイル。
超有名人が普通にスーパーで納豆を選んでいても、「あ、あの方もライフ派なんだな」と心の中で会釈するだけにとどめるのが東中野マナー。
🎁 結局、新宿まで歩いて後悔する
「新宿まで散歩がてら歩けるじゃん!」と意気揚々に出発するものの、大久保あたりで「やっぱり電車に乗ればよかった……」と、自分の体力を過信したことを毎回反省します。
いかがでしょうか?
読者様にも「東中野、なんか人間味があっていいな」と思ってもらえるはずですm(__)m