「中野坂上」と聞いて、あなたは何を思い浮かべますか?
高層ビルが立ち並ぶオフィス街?
それとも、ただの丸ノ内線の通過点?
実際に住んで、歩いて、飲み明かしてみると、そこには都会の洗練さとは裏腹な、ツッコミどころ満載の愛すべき素顔が見えてきます。
今回は、そんな中野坂上の「シュールな魅力」を5つのポイントでご紹介します。
1. 「新宿まで徒歩圏内」という最強のハッタリ
中野坂上住人が誇らしげに語る「昨日は新宿から歩いて帰ったわ〜」というパワーワード。
実際は20〜30分しっかり歩くので、到着する頃には足がパンパン。心の中では「電車乗ればよかった」と100回くらい後悔していますが、そのストイックさこそが坂上プライドなのです。
2. 駅前の「要塞感」と路地の「実家感」
駅を降りると「ハーモニースクエア」などの高層ビルがそびえ立ち、「おっ、丸の内かな?」と一瞬錯覚します。しかし、一歩路地に入ればそこは「おばあちゃん家」のような昭和な住宅街。
この凄まじいギャップに、脳がバグること間違いなしです。
3. キャラが濃すぎるグルメたちこの街の食卓は、一筋縄ではいきません。 プルプルすぎるオムライス: 謎の階段に人々が吸い込まれていく光景(フランキーアンドトリニティー)。
住宅街に潜伏する蕎麦屋: 看板も出さずに予約困難な名店(ら すとらあだ)。
深夜のオアシス: 中毒性の高いラーメン屋や、朝まで語れるダーツバーが点在し、夜な夜な住人たちの胃袋を満たしています。
4. 「坂上」という名のスクワット地獄
名前の通り、どこへ行くにも絶妙な坂が立ちはだかります。特に中野方面へ向かおうとすると、一度下ってまた登るという謎のトレーニングを強いられます。ジムに通わなくても足腰が鍛えられる、まさに「天然のフィットネスクラブ」です。
5. 治安が良すぎて「東京のヘソ」であることを疑う新宿からわずか数分。なのに、夜道で聞こえるのは自分の足音か、どこかの家から漏れてくるテレビの音くらい。都会のど真ん中にいながら、驚くほどの静寂に包まれるこの街は、まさに「都会の仮面を被った、人情味あふれる巨大な実家」なのです。
いかがでしたか?便利だけど、どこか抜けていて、一度ハマると抜け出せない。
そんな中野坂上の沼に、あなたも一度足を踏み入れてみませんか?
追記↓
さらにディープに、そして中野坂上の住人にしか伝わらない【中野坂上あるある】をお届けします!
「新宿まで徒歩圏内」の呪縛
引っ越してきた初日は「新宿から歩ける私、都会の勝ち組」と鼻息荒く歩くが、2週間後には「普通に電車乗るわ、4分だし」と悟りを開く。
そして終電を逃した夜だけ、山手通りをゾンビのように歩きながら「坂上最高…」と涙目で自分を暗示にかける。
駅の地下深さが「マントル級」
丸ノ内線から大江戸線への乗り換えは、もはや「ちょっとした地質調査」。長いエスカレーターを乗り継いでいる間に、地上で起きていたニュースが変わっているのではないかと不安になるレベル。
ライフ派 vs オリンピック派の「仁義なき戦い」
駅前の「ライフ」でスマートに決めるか、少し歩いて「オリンピック」の独特な品揃えに魂を売るか。たまに「サミット」まで遠征する者は、住人の間では「旅人」と呼ばれる。
芸能人を見かけても「坂上の日常ね」とスルー
西新宿の撮影スタジオやテレビ局が近いため、コンビニで普通に芸能人がプロテインを選んでいたりする。しかし坂上住人は「干渉しないのが都会の粋」という顔をして、自分も意識高い系のふりをしてサラダチキンを買う。
日曜日の「ゴーストタウン」現象
平日はあんなに賑わっているランチの名店たちが、日曜になると一斉にシャッターを下ろす。「坂上の日曜は、チェーン店か自炊しか許されない」という鉄の掟に、毎週絶望する。
「宝仙寺」の静寂で耳がキーンなる
爆音の青梅街道から一歩境内に足を踏み入れた瞬間、あまりの静けさに「デッドニング(防音処理)されたスタジオ」に迷い込んだような錯覚に陥る。
「麺家たいせい」の行列で「街のバイオリズム」を知る
交差点付近で常に異常な行列を作っているラーメン屋「麺家たいせい」。
坂上住人は、その列の長さと並んでいる人々の服装(スーツ姿、学生、作業着など)を見るだけで、「あ、今はランチタイム真っ只中だな」「あ、仕事終わりのラッシュだな」と、時計を見なくても現在の時刻と街の賑わいを正確に把握する。
もはや、中野坂上における「人間日時計」ならぬ「ラーメン時計」である。
一言:
「便利なのに、絶妙に不便。都会なのに、驚くほど田舎。」
この矛盾こそが、中野坂上から離れられなくなる「沼」の正体です。