そうそう。
ちっさいデータベースの続き。
無難好きの話でいうと。
正直、採用では、
「学歴」にこだわっております。
なにも高学歴である必要があるという意味ではなく、
世間一般でいう平均的な学歴がないと難しい
という意味です。
今の仕事でいうと、高卒はNG、短大卒もNG、
その業界大手の専門学校卒は○、マニアック系はNG、
ぐらいのざっくりしたイメージのことを言っています。
いや、中には勿論、
高卒の方でも中卒であっても、
めちゃくちゃ優秀な人が必ずいる。
実際、本質を言うならば、
学歴なんて本当に関係なくって、
まさに屁でもなくって、
要はその人の能力次第だろうと思う。
いい大学出て、どうしようもない人だって沢山いる。
学歴なんて、ただの分かりやすい共通のラベルでしかない。
巨乳、とか、
鼻デカ男、とかと同じレベルってこと。
でも。
採用にあたって、なぜ学歴を見ているか。
理由は3つ。
まずは、学歴がない場合、当たりである確率が低い。
というより、どうしようもないハズレである確率が高い。
採用にあたって、そんなリスクは犯せない、という事情がある。
学歴があればあるほど、無難というか、つまらないヤツというか、
突き抜けたスーパー才能の持ち主や
とんがったセンスの持ち主である確率が減ってしまう
のかもしれない。
しかし、スーパーマンや救世主も確かに来て欲しいが、
その渾身の一発を狙うなんてことはなかなかできない。
安定して活躍できる、活躍が計算できる人を投入したいのだ。
余力のある大企業でもない限り、
人材のバリエーションを刺激にして体力をつけていくにしても、
とれるリスクには限界がある。
2つめ。
仮にベースが優秀だったであろう人も、
仕事をしていく上で、
入社直後などの若い頃に
学歴がない人なりの小間使い的な仕事のさせられ方を
長らくしてしまったせいだと思うのだが、
頭を使わないクセが全身に染み付いてしまっている
ことが多いということ。
頭が完全にさび付いていて、すぐに思考停止をしてしまい、
柔軟性にかけるパターン。
自分の伸びシロは自分で決めるものなのに、
そこに自ら線を引いてしまって、こちらに出てこないというイメージ。
言われたことしかやろうとしないし、
しかもその60点ぐらいのところで止まってしまい、
できない理由ばかりを述べたがる。
進化しない。
年齢が若ければまだ修正が可能だが、
ある程度の年齢以上になると、
この受け身で下請け的な仕事のスタイルを打ち破って
殻から外に出てくることは難しい。
おそらく、新卒入社3年が勝負なんだと思う。
そういう意味では、1社目の会社も、かなり重要視している。
3つめ。
変なコンプレックスを勝手に持ってしまっていることが多い。
オレなんてどうせ高卒なんで、とか、
○○さんはエリートだからとかいいっすよね、
なんて負け犬根性発言は、
実はそう思っていなかったとしても口に出すべきことなんかじゃないし、
少なくともそう発言するメリットがまったくない。
また逆に、
学歴なんてまったく関係ないですよね、
と学歴がない人が言えば言うほど、
わざわざそんなこと言うなんて、アンタめっちゃ気にしてんじゃん、
みたいな。
言い聞かせたいのかな、というか。
禅ではないが、
それに囚われている時点で、
その罠から脱却できていないことになる。
学歴なんて関係ないと本当に思っている人は、
学歴なんて関係ないなんて言わないよ絶対だし、
普段思いすらもしないもの。
学歴がないことを
ハングリー精神につなげるにしても、
わざわざそんなひねくれた感じのハングリーさを持つよりも
まっすぐに仕事そのものに対してハングリーであった方が
ひたむきになれていい結果を生む。
別のことで言い訳をしたりしないだけストレートでいい。
何ごとにも謙虚である必要はあるが、
卑屈になる必要はない。
傲慢さが成長を止めるように、また、
卑屈さも成長阻害要因となりうるのだ。
効率性を重視し、
限られた時間のなかで負けない勝負をしようとするならば、
この経験則、自分の中でのセオリーに
従って判断していくしかない訳だが、
自分の判断能力が
時代に合わず腐っていく可能性も当然あるので、
時間の許す限り、
色々な可能性を探るようにしている。
自分のアンテナを維持するためにもそうだし、
会社の基礎体力が弱らないためにも、そうすべきだと思っている。
いい意味で期待を裏切ってくれるといいのだが。。。