■2008年 21冊目
- 竹尾, 原 研哉, 日本デザインセンター原デザイン研究所
- RE DESIGN―日常の21世紀
★★★☆☆
なかなか面白い。
本の企画としていいし、それに対する答えもなかなか。
でも、個々のお題については、
実際に商品化・実用化するところまでいって定着するかどうか
までを課していないから、
オシャレでセンスよくってカッコよさ気、新しいっぽい、ちょっと発想飛ばしたな、
ぐらいのことだから、
それならオレでもできるよ、
と思ってしまう。
といいながらも、
普段こういったことだけでメシを食っている
ということ自体ものすごいことです。
生きてくって大変だもの。
ここで敢えて苦言を(ますだおかだ)。
本の装丁、
オシャレなんですけど、
スコッてなってすごく使いにくいですよ。
そのデザイン自体どうなんでしょう。
■22冊目
- パオロ・マッツァリーノ
- 反社会学の不埒な研究報告
★★★☆☆
なかなか面白い。
テーマは、社会調査のウソみたいな感じ。
文章のテンポもよく、小ネタの絡め具合もクドくないので、
楽しく読めます。
イタリア文化からみた日本の常識のおかしさ、
みたいな本かと思って買ってしまいましたが、
全然違いました。
だいたいイタリア人ちゃうやん。。。
だまされたなりに面白くてよかったです。
ビジネス書、かなり飽きました。
■23冊目
- 五木 寛之
- 不安の力
☆☆☆☆☆
どうなの、このオッサン。
髪の量、多過ぎでしょ。。。
じゃなくって。
何が言いたいんですかね。
何がしたいんですかね。
世の中をどうしたいんですかね。
話がつまらんよ。
どーにもまったく。
カビてるゼ、オッサン。
今の世の中は乾いている。
若さだけが一方的に大切にされている。
それはそう思います。
ちょいワルおやじなんかも、
リアルタイプだと結構キモイもの。
やっぱり、年相応に輝いているのがいい。
変に若作りせず、若者に媚を売らず、ひたむきに生きるおっさんになる。
■24冊目
- 城山三郎
- そうか、もう君はいないのか
★★☆☆☆
本文そのものでジーンときて、
次女のあとがきで、ホロりときた。
人の親になり、自分の親も老い、すっかり涙もろくなった。
悔いのないように精一杯生きると。
人に感謝して生きると。
つくづく、いい人生にしたいなぁ。
花粉症だけど。