一日一冊ペース、いつまでできるカナ | 素敵やん

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偉人たちの言葉って、感動するやん、素敵やん。

■1冊目。

辻 信太郎
これがサンリオの秘密です。

★★★★★


このオッサン、おもろいニコニコ

アイデアマンだし、くだけてる。

歳を取ってなお頭が柔らかいのはスゴイ。

ま、でも、表面上は気のいい感じに思えるけど、

実際は頑固で一筋縄ではいかない、相当いやらしいオッサンなんだろうな。。。


以前ピューロランドに行ったときに色々感じたこと は、

全部ちゃんと理由があることが分かった。

雨でも行ける全天候型ってことでわざと屋内にしてて、

各出し物の時間も子供が飽きない程度の時間に設定してて、

さらにはお父さんが退屈しないように、

女優さんの舞台衣装をわざとセクシーにしてるんだってさ。


きっとそういうことなんだろうとは思ってましたが、

やっぱりちゃんと考え抜かれてるんです。


で、びっくりしたのが、そのピューロランド、

1990年オープンらしいのですが、なんと総工費720億円!!!

結構狭くてショボイのに。。。




■2冊目。

C.N.パーキンソン, 森永 晴彦
パーキンソンの法則

★☆☆☆☆


惜しい!

発想や視点はかなり面白いのに、本自体がマズくて、とっつきにくい。

フォントからしていかにも古臭いし、

文章も、外人の、学者モノの、ヘタ翻訳、みたいな感じ。

これでは、内容がスッと頭に入ってこない。


公務員や大企業の管理部門が

仕事量とは何にも相関なくどんどん膨れ上がる法則やら、

想像の範囲を超えた金額の投資には審議に時間をかけなくなる法則など、

確かにそうだ、と思う。


そんな中でも、

もっとも共感っつうか、マジで?

って思ったこと。

新しく創設される機関が、はじめから人員やら施設やらが揃ってスタートする場合、

そのような機関はやがて死んでしまう。

自分自身のために窒息死するか、土がないために根が付かないか、

すでに育てられてしまってるのでもはや自分では生きられないか、である。

花も咲かず、実もならない。


これ、新規事業も果たしてそうなのか。

だとすると、金持ちベンチャーの行く末は。。。




■3冊目。

涛川 栄太
「5つの約束」で子どもは変わる

★★☆☆☆


子育てって、考えれば考えるほど難しいけど、

要は、親の「人間力」「人間性」というシンプルな話。


親が自ら子どもとともに学び成長し、

愛情をもって人としてちゃんと向き合い、

ということができれば、

それが即ち、子育てである。


マネジメントとも重なることが沢山ある。

自分でやらせてみるとか、ちゃんと誉めて長所を伸ばすとか、

徹底するルールをシンプルにとか、言うよりも聞くとか、

ウソは見透かされるとかとか。。。



結局、人間として大きくならなければ、

親としてもビジネスでも何をやるにも、ニセモノだということ。




■4冊目。

「THE21」編集部
<決定版> プロの仕事術

★★★☆☆


よくある経営者一言本。同じようなの沢山読んだけど。


結果の数字だけをみる結果主義ではなく、「成果主義」で成果を公正に評価する能力が必要。

自分はできると思うと、中途半端にうまく立ち回って成長しない。リブートしろ。外に出て勝負しろ。

将来の自分がイメージできていると目の前のチャンスに気づく、つまりそれが運のよい人。

実行力をともなう見識、即ち胆識を持て。ちょっと言われたぐらいで判断がグラつくようではマダマダ。

等々。


転職を繰り返す人は、何事も人の所為にする。

これは厳しいお言葉。




■5冊目。

大前 研一 ほか
時間とムダの科学

★★☆☆☆


4冊目の本と同じような内容だが、こっちはちょっと押し付けがましい。


当事者意識と実行。評論家は要らない。

売上と利益どっちが大事ですか。ってアホか。両方大事に決まっとる。

部下を誉めろとかいうけど、ビジネスなんて厳しくって当然。甘やかすな。

バタバタ忙しいのが仕事じゃない。遊びを入れて頭を使え。先を見た仕事をしろ。

マネジメントは管理でなく活かすこと。コントロールではなくプロセスの改善であり、管理するのは時間である。

限界まで追い込むと能力は伸びる。

途中でやめない、という原則を決める。
等々。




■6冊目。

佐野 浩一
ズバリ船井流 人を育てる 自分を育てる―5000社以上を成功に導いた「船井流」51の鉄則

★★★☆☆


船井教の信者が教祖を大絶賛しまくる本。

娘婿だからしょうがないけど。


噂には聞いていましたが、ここまでThe宗教になりきっているとは驚き。

大体、身内に対してベタベタのスーパー敬語を使いまくっているのは、

読んでいてどうも気持ちが悪い。


しかもそのお名前を登場させ過ぎです。

「これも船井会長からいただいた誠に有難いお言葉なのですが、、、」

といったようなのが1ページに1箇所のペースで出てくる。

そないにイチイチ断らんでもええよと。


そこまで連呼されると、もう洗脳されそう。


でも、内容自体は、確かにいいことが沢山書いてあります。

さすがです。

最高ですか。

最高で~す。



で、最後の参考図書のページが圧巻。

これでもかと。

船井だ。船井だ。船井だ。船井だ。船井だ。船井だ。船井だ。船井だ。船井だ。船井だぁーっ。


ここにもアニマル浜口がおったか。。。




■7冊目。

安田 佳生
採用の超プロが教えるできる人できない人

★★☆☆☆


相変わらずキメウチがすごいけど、例え上手だし、参考になるワードあり。



>目標設定は実力の120%が最適。

背伸びをしていればいつの間にか伸びているもの。

目標が低過ぎると、怠けてしまい、一旦沈むとなかなか上がってこれなくなるし、

負荷が高すぎると今度はつぶれてしまう。

ギリギリまで歯を食いしばって頑張ってやりきったら

なんとか達成できるくらいのところ、ちょうどMaxの20%増しの線に目標を設定する。

目標管理制度でいうと、

そんな目線の目標を自ら設定するのは難しいから、

つまり、目標設定はボトムアップではありえない、ということ。


>1%の才能がなければ99%努力しても無駄。

>カツノリは永久に古田になれない。

素材が重要。

与えた環境がマズイと

古田がカツノリで終わってしまう可能性は多いにあるが、

カツノリが古田になることはない。


いかに古田素材を見つけて登用するか、が重要かつ難関だし、

さらには、それをちゃんと大きく強く育てて初めて、まともな戦力になる。


企業は人だ、起業も人だ、というのはしみじみよく分かる。


でも、世の中、出る杭は打ちたくなるし、

気を抜くと空気がすぐによどんであっという間にスポイル。

ネガティブは伝染し、カイワレみたいにすぐ腐る。
かといって、たくましいのが勝手に育つのを待つだけってのも。

ワキ毛じゃあるまいし。