読書の秋がやって来たのかも | 素敵やん

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偉人たちの言葉って、感動するやん、素敵やん。

本ばかり何十冊も読んでいたら、

「やっぱ行動せなイカンぜよ」

との思いが日増しに強くなり。

目的のないインプットは消耗する。

動くか。

■1冊目。


ヤン・カールソン
真実の瞬間-SAS(スカンジナビア航空)のサービス戦略はなぜ成功したか

★★★★★


ちょっと古いが、これはスゴイ。圧倒された。

こういう経営者のもとで修行したい。


日々の個別案件の意思決定して捌くのが経営者の仕事ではない。

そこは現場に権限と責任を委譲すべきポイントであって、

経営者たるもの、

総合的なビジョンを掲げ目標達成のための戦略を立て、

全社員を結束させるために兎に角コミュニケーションを密に強く。


そして、何事も顧客と市場から出発させる

完全なマーケットアウト発想を腹の底まで徹底。




マーケットアウトという概念がちっとも新しくないことがよく分かるし、

本気の企業はどこもその徹底っぷりが半端ないから、

素人やガキや足腰の弱ったオヤジ達は、最初から勝負を避けた方がいいですな。


少なくとも、しっかりしたリーダーシップがないと、何やってもダメだと思いますが。

戦略やミッション設定は、きっとボトムアップじゃないんだと思います。

新しい形を探すのは勝手ですけど。




■2冊目。

御手洗冨士夫・丹羽宇一郎
会社は誰のために

★★★☆☆


改革はいいときこそにやるべき。
改革はコミュニケーションの回数と信頼。

経営は論理と気合の両輪。

そもそも人間は非合理な感情に優位性のある生き物。


大企業もベンチャーも根底に流れるのは一緒。

要は「」ってこと。

それ以外の第三の道ってどんなのよ。

外道か。下道か。



こういった百戦錬磨のオッサンたち。

特に丹羽さんの方なんかは、

言ってることがちょっとズレてるな、ちょっと偏ってるな、

って思う瞬間もなくはないんだけど、

仮に、ちょっと違うと思うよって意見したとしても、

説得できる自信はまったくなし。


年齢、経験、能力、視点の高さ、視野の広さ、努力、オーラ、笑顔、トーク、、、

イヤになるぐらい色々完敗なんだろうけど、

最高に負けてるのは、

気合。

鼻息の熱。


アホのアニマル浜口をちょっと理解してしまったりした。




■3冊目。

木村祐一
キム兄の感じ

☆☆☆☆☆


わざわざ、

稼ぎまくっているキム兄バブルにのったげたのに、

やられました。


超やっつけ仕事。

つまらん。

敢えて調子にのってんのかと思ったけど、ただ調子にのってるだけやん。。。

あと、文章下手。

頭よくない人の文章。




■4冊目。

上野みどり
家族留学顛末記-スペインで取り戻した家族の絆

★★★☆☆


思ってたよりもオモロイ。

文章も素人にしては上手。

ワンパターンなところが気になったりもするけど。


家族留学をするのは、準備も、行ってからも、相当大変なことが分かる。

やっぱ、思いつきでふらりと行けるものではない。

エージェントを通すともうちっとはラクなんでしょうが、

そうするとカネが更にかかる。。。


ま、そのハードルは、

whatとwill

さえあればどうってことないのでしょうが、

それがないから、

行きたいなぁ、難しいなぁ、と

情けないことを言ってるだけのボクでして。具体的アクションなく。。。



せっかくの人生なのに、

もっと気楽に、もっとリスクなく、

大好きな海外に住んで、しばらくして日本に戻ってきて、

ってできないのかなぁ。


理想は、その昔に読んだ、村上春樹の遠い太鼓。

村上春樹
遠い太鼓
★★★★★

この歳になってから自力で海外にいくのって、

そもそもお金の問題が大きいけど、それだけじゃない。

費用がかかるばかりか期間中は収入がゼロという問題、

向こうでの仕事はあるの?戻ってきてからの仕事はあるの?

学生じゃないし、いい年してキャリアが途切れるのはリスク極大。

子供の教育の問題、住宅ローンの問題。。。


クリアすべき問題がヤマのようだ。


本当の実力があれば、自信もってれば、どうってことないんだろうけど。。。

全然切り開ける筈。


でも怖いよ。


・・・

当面の目標です。

諦めてませんよ。




■5冊目。

伊藤元重
流通戦略の新発想

★★★★☆


これまで、

あまりに生真面目に一生懸命に、ストイックに、

目の前の仕事に打ち込み過ぎて、本当に世間知らずだったんだなぁ。。。


森ビル、イトーヨーカ堂、イオン、しまむら、伊勢丹、丸井、ヤオコー、吉野家、赤福、菱食・・・

スゴイってことをまったく知らなかった会社ばかり。

何なら、ちょっとコバカにしてた会社もあったり。


ちゃんと勉強してキャッチアップしなきゃ。


本気で上を目指してる会社、そういった凄みのある会社からは、学ぶべきことが多い。


一方で、成功しようなんて軽々しくも口で言うだけなのはいいけど、

本気でそう念じて本気で実行チャレンジしないと、

人は動かないし会社も動かない。

何ら実行してないし努力もしてないのに成功しようぜ、だなんて、

ガイジンじゃあるまいし、恥ずかしくないのかなぁ。。。

中身がないのは、嫌いです。ボクの信念。



大体、ストイックがいいんだって勘違いしてたよ。

最後の最後までずっと突き抜け続けるのならそれでもいいけど、

人間どっかで必ず切れちゃうものだから、

ストイックよりハングリーじゃないと脆い。

つまり、悟りではなく鼻息。

気合。

その話ばっかで。すいません。




■6冊目。

ゲッツ板谷, 西原 理恵子
板谷バカ三代

★★★☆☆


何回か、声出して笑った。

電車の中じゃなくてよかった。

ほんと、おバカな本。


人生がラテンの感じ。

楽しく生きたいです。




■7冊目。

矢沢 永吉
成りあがり How to be BIG―矢沢永吉激論集

★☆☆☆☆


見てて最高に笑える、

アルカサバ貞方邦介氏 @池袋のイメクラ出身

の愛読書らしい。余計にぷぷぷ。



矢沢永吉って、

テレビのインタビューとか見てると、

ボクシングの元チャンプみたいに頭がぽんぽこりんな人かと思ってて、

頭がド悪いのに無理して難しいこと言おうとして言葉遣いを間違っちゃったりしてて、

イタイ人だなぁ。。。

なんでこんなのが世界のYAZAWAなんだろうか。。。

と思ってたけど、

時にちゃんとした面もあるんだな、と、かなり意外。


高校生のときにカーネギーの「人を動かす」 を十回以上読んで納得してたり。

考え方もポイントポイントでは素敵だ。


逃げない。前を向く。自分の道を全力でガンガン行く。それしかない。

スケートだって、自分の部屋でああだこうだやっても上手にならない。転んでもいいから氷の上で滑る。

マンネリズムは成長を蝕む。。。



でも、こういったハングリーだけど下品でガツガツして妙な勘違いカッコマンよりも、

自然体で前向きハングリー

ってのが一番カッコイイなぁ。


カラ元気の、劇団みたいな、勘違いベンチャー野郎よりはマシか。か?